ChatGPTで1週間の業務が1日に?──福祉現場で始まったAIリスキリングのリアル
目次
はじめに:ChatGPTって、結局現場で使えるの?
AI、とくにChatGPTという言葉はここ1〜2年で一気に広がりました。
とはいえ、「使いこなすには知識が必要そう」「うちの業種には関係ない」と、どこか他人事に感じている方も多いのではないでしょうか。
私の周りの経営者さんも積極的に使っている人と、ほとんど活用できていない人に分かれている印象です。
最近、私が関わっている放課後等デイサービス事業所やこども園で、AIを活用したリスキリング研修を導入したところ、驚くような変化が現場で起きました。
そこで、この記事では、実際の福祉現場で起きた変化をもとに、AIと人材育成の可能性についてご紹介します。
1. AIリスキリングって何?ChatGPTの研修ってどういうもの?
「リスキリング」とは、業務の変化に合わせて新たなスキルを学び直す取り組みのこと。
これにChatGPTなどの生成AIを組み合わせた研修が、今じわじわと広がっています。
今回ご紹介するのは、弊社が提携している広島のIT企業が提供するAIリスキリング研修。
業務効率化・マインドセット・接遇スキル・AI活用をバランスよく学べる動画+面談フォロー型の研修です。
実はこの研修、広島の名だたる企業を含め、すでに50社以上が導入。その中に、福祉や保育の現場も含まれています。
2. 放課後等デイサービスでの導入事例──1週間の業務が1日に
私が顧問をしている放課後等デイサービス事業を行っている企業でも、今年この研修を導入いただきました。
導入前は、「うちは現場業務が中心なので、AIなんて縁がないかと思っていた」とおっしゃっていた社長も、いざ使い始めると、スタッフの変化に驚かれたそうです。
実際に起きた変化の一例:
1週間かかっていた個別支援計画書の作成が、ChatGPT活用で1日で完了
保育・支援のアイデアを「言語化する」手助けとしてAIが活躍
「センスでやっていた部分」を“ことば”にすることで、スタッフ間の共通理解が深まった
社長自身も今では「ChatGPTバリバリ使ってますよ(笑)」とのこと。
現場での成功体験が“次も学びたい”という空気を生み出し、職場の雰囲気まで前向きになったという声をいただいています。
3. 保育園でも前向きな反応──導入検討中のこども園の声
もうひとつ、ある認定こども園の園長先生にもこの研修をご案内したところ、「ぜひ紹介してほしい」と即答をいただきました。
その園では、職員の育成に悩みつつも「時間がない」「講師を呼ぶ余裕がない」と感じていたそうです。
そんな中で、
スキマ時間に学べる動画研修
複数人で共有できる内容
現場に寄り添った講義内容
に魅力を感じられたとのことでした。
「ChatGPTを使えるようにする」ことが目的ではなく、現場で自分たちがどう考え、どう行動できるようになるかを重視している点が、教育・福祉の現場でも受け入れられやすいのだと思います。
4. これ、他業種でも使えます。中小企業の人材育成にも◎
今回の事例は福祉・保育現場ですが、実はこの研修は業種を問わず活用できます。
たとえば…
飲食業:スタッフ教育、マニュアル整備、SNS投稿の作成補助
製造業:業務手順の可視化、改善提案の整理
建設業:安全指導の文書化、社内報告書作成
ChatGPTをただの“便利ツール”で終わらせるのではなく、
思考力・表現力・チーム内共有力の底上げとして活用することで、
「人材不足」と言われる時代にこそ必要な土台を作ることができます。
5. 導入のハードルも低く、助成金で実質負担を軽減できる

さらに大きな魅力が、「人材開発支援助成金」が使えることです。
この助成金を活用すれば、研修費用の大半(最大75%)を国がサポートしてくれるため、
中小企業でも実質負担をかなり抑えて導入できます。
「研修費がネックで手が出せない…」
「社内で人材育成まで手が回らない…」
という事業者でも、安心して検討できる体制が整っています。
おわりに:人が育つ現場には、AIも活きる
人が主役の保育や福祉の現場で、AIが“支配する”のではなく、“支える”ツールとして機能している。
これはまさに、今の日本社会に必要な“人とテクノロジーのちょうどいい距離感”だと感じています。
AIに仕事を奪われるのではなく、AIとともに人が成長する環境をつくる──
それが、これからのリスキリングの本質かもしれません。
助成金を活用してAIを利用した業務効率化をするのは今がチャンスです。
ご興味のある方は、お気軽にご相談ください。
資料提供や導入相談、助成金の活用についてもサポート可能です。
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