老後は年金だけで生活できないのか?

よくわからないから不安になってませんか?

年金2,000万円問題がマスコミを賑わせてから

「自分は老後に備えておかなくて大丈夫なんだろうか」

と不安になっている人がたくさんいます。

そもそも年金の仕組みもよくわかっていなくて、自分がどのくらい支払って、どのくらいもらえるのかをわかっていない人が多いようです。

つまりよくわからないから不安なんです。

不安を煽って商売するのは昔からの常套手段です。

このブログでも何度も言っていますけど

「老後に備えて投資をしたい」

と銀行の窓口に行ってカモられないようご注意ください。

国民年金と厚生年金

日本の公的年金制度は国民年金を基礎年金とした2階建構造になっています。

1階部分が国民年金(20歳以上60歳未満のすべての人が加入)、2階は厚生年金(会社員などが加入)となっています。

20歳以上の人は次の3つのいずれかに分類されます。

学生、自営業、無職など:第1号被保険者

会社員、公務員など:第2号被保険者

第2号被保険者に扶養されている配偶者:第3号被保険者

あなたがサラリーマンであれば第2号被保険者で、毎月給料から天引きされています。

そして奥さんが年収130万円未満で扶養となっていれば第3号被保険者になり、自己負担はありません。

保険料

国民年金の保険料は月額16,410円(令和元年度)です。

ちなみにまとめて前払いすると割引が適用されます。

クレジットカードでの支払いも可能です。

※前納方法は、次の3種類です。
・2年前納(4月分~翌々年3月分)
・1年前納(4月分~翌年3月分)
・6カ月前納(4月分~9月分、10月分~翌年3月分)

厚生年金保険料は

標準報酬月額×保険料率(18.3%)

となります。

例えば月給(標準報酬月額)が30万円だと54,900円となり、労使折半で27,450円が給料天引となります。

「会社が半分負担してくれるならトクだね」

と思いますか?

私はそうは思いません。

会社が負担してくれているように見える金額は、本来は自分が受け取るはずであった給料で、かつ自分が支払うべきであったものです。

まるで半分の負担になっているように錯覚しているだけです。

年金制度崩壊を防ぐための数字のトリックとも言えます。

ここではこれ以上の詳しい話はしません。

橘玲さんのコラムが非常に参考になりました。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/65830?page=4

老齢基礎年金の給付

平成29年8月1日からは、資格期間が10年以上あれば老齢年金を受け取ることができるようになりました。

もちろん10年加入しただけだと、受け取れる額はわずかです。

老齢基礎年金の年金額(満額)は780,100円(令和元年度)です。

月額換算すると約65,000円です。

満額を受け取ることができるのは、国民年金を40年間納めた場合です。

国民年金で夫婦2人分だと約13万円/月となります。

ローン完済した持ち家があればかろうじて生きていけるか、、、という感じでしょうか。

現在、年金の受給開始年齢は原則65歳となっています。

もらい始めるタイミングは70歳まで遅らせることができます。

繰り下げ受給すると

繰り下げた月数×0.7%

が年金額に加算されます。

70歳まで遅らせると、本来の額の42%増しになります。

65歳で約65,000円の受給額が、70歳に繰り下げると92,300円になります。

自営業の方で老後が心配であれば、健康に気をつけて出来るだけ長く働いて、年金受給を繰り下げるという選択が有力になるでしょう。

老齢厚生年金の給付

一方のサラリーマンはどうでしょうか。

上記の通り収入によって納める保険料が違うので、個人差があります。

しかも標準報酬額という31等級の区分があって、計算が複雑です。

ですので日本年金機構から届くねんきん定期便で確認するのがオススメです。

50歳未満の人はこれまでの加入実績に基づいて計算された金額が記載されています。

日本年金機構 https://www.nenkin.go.jp/n_net/n_net/nenkinteikibin_2018.html

この例で見ると

国民年金に41ヶ月加入

厚生年金に160ヶ月加入

合計201ヶ月(16年9ヶ月)加入

この時点で受け取れる年金は536,053円、月額で約44,000円となっています。

今後も保険料を納付し続ければ当然受給額も増えます。

ネット上に早見表もあるので気になる人は確認してみましょう。

老後のライフスタイルによって必要額は変わる

だいたいどのくらい年金がもらえるかイメージができましたか?

今のライフスタイルを基準に考えると

「とても暮らしていけない」

と不安になる人が多いと思います。

でも老後は現在に比べれば支出が大幅に減る人がほとんどのはずです。

年に2回海外旅行に行って、憧れの車も買って、趣味を楽しんで、孫にもたくさんお金をあげたい、というならばしっかり資産形成をしていかなければなりませんね。

わからないことに不安を抱えていると、手数料の高い金融商品や、無駄な保険を売りつけられてしまいます。

しっかりシミュレーションをして不安を取り除いていくことが大切です。

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