フィッシング詐欺メールに注意!最低限は確認すべき2つのこと
巧妙なフィッシング詐欺メールが激増している
気がつけば、わたしはインターネットを利用しはじめてもう20年以上になります。
考えてみれば昔も現在も、インターネットの世界はずっとスパムメールやウィルスメールと闘い続けているなと感じます。
最近、特にやっかいだなと感じているのがフィッシング詐欺メールです。
以前は日本語がおかしいものが多くてすぐに分かるものがほとんどでした。
海外の詐欺グループが翻訳ソフトを駆使して文章を作っているのか
「この日本語おかしいだろ(笑)」
と笑えるようなものでした。
ところが最近はかなり巧妙なものが増えていると感じています。
フィッシング詐欺メールにひっかからないために最低限確認すべき2つのことは
- 送信元を確認する
- 送信先を確認する
です。
実際のメールを見てみましょう
たとえばこちらのメールをみてください。
読んだ印象は日本語はおかしくありませんね。
このレベルだとネットにあまり詳しくない年配の方は、URLをクリックしてしまう可能性が高いのではないでしょうか。
このメールで最初におかしいなと気づくのは、文頭のURLアドレスが企業のものとしては不自然であることです。
この時点でわたしは不審メールと判断します。
そして文頭に宛名が書かれていません。
企業が利用料金についてメールを送って「○○様」と相手の名前を書かないわけがありません。
詐欺グループはこの時点であなたの名前や住所などの情報はもっていないからです。
さらに確認のために送信元をみてみると
送信元のメールアドレスが明らかにおかしいですね。
(MEG_MILK@〜 って笑)
フィッシング詐欺メール確定です。
不審メールは開封しないのが基本です。
わからずに開封してしまって、おかしいと思ったら添付ファイルやURLを絶対にクリックしないことです。
もう一度いいます。
少しでもおかしいと思ったら最低限確認することは2つです。
- 送信元を確認する
- 送信先を確認する
上記メールはメールアドレスがおかしいですし、宛名がありませんでしたね。
今どきメールなんて使わない?
確かに昔とくらべるとメールってあまり使わなくなりましたね。
若い世代なんてまったく使わないかもしれません。
連絡を取るのはLINEなどでできますから。
ただメールって思っている以上にサービスを利用していると無視できません。
- Amazonや楽天などのネットショッピング
- クロネコヤマトや佐川急便などの宅配便通知
- iPhone、iPad、iCloud(Apple製品とサービス)
- 携帯電話
これらのサービスを利用するのにメールアドレスを登録している人がほとんどではないでしょうか。
それらの企業名を偽って送られてくるメールをすべて無視するわけにはいきません。
Apple IDは最も狙われているといいます。
アップルストアでなりすましショッピングはもちろん
iCloudのバックアップデータからプライバシーが全て漏れてしまいます。
キャッシュレスサービスが加速しているなかで、銀行やクレジットカードの情報を盗まれるとやっかいです。
一度、この手のフィッシング詐欺メールに引っかかってしまうと
「騙されやすい人間リスト」
に追加され、そのリストが売買されるといいます。
そしてあらゆる詐欺グループの標的とされてしまうのです。
世の中のサービスはどんどん便利になります。
その一方で正しい知識をもっていないと詐欺にあってしまいます。
「学ばない人は搾取される」
と過去の記事でも書きました。
騙されないためには学ぶしかありません。
そうは言っても年配者が新しいテクノロジーについていくのは大変です。
もし引退した親がなれないスマートフォンを使っているのであれば
「ちょっとでもおかしいと思ったらすぐに言ってね」
と声をかけておきましょう。
子供も同じですね。
親よりもあっという間に操作にくわしくなって、裏技をつかった制限解除なんかも友達同士で知ることになるでしょう。
「ちょっとでもおかしいと思ったらすぐに言ってね」
こう伝えておいて、問題が大きくなる前に対応ができるようにしておきたいですね。
マネーリテラシーのみならず、ITリテラシーも高めておきましょう。
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