黒字でもリストラされる時代、そんな時代を生き抜くための3つの方法
日本ではまだ突然の解雇はない、でも、、、
「明日からもう会社に来なくていいよ」
現在の日本企業では今のところ、こんなふうに突然解雇されることはありません。
と言っても終身雇用や年功序列はほぼ崩壊しています。
大手企業に勤めていれば安泰という時代が完全に終わろうとしています。
先日のニュースで黒字リストラが話題になりましたね。
こちらの記事でそのことについて書きました。
これまでのリストラは企業の業績悪化を理由としたものがほとんどでした。
それが最近は人員を整理するためにリストラをする時代へ突入しています。
新しい技術やテクノロジーを取り入れて、優秀な若者を採用したくても、ベテラン社員が多くて人件費がかかりすぎている。
そんな大手企業がついに改革に動き始めています。
AIが急速に発達して、人間がやらなくていい仕事がどんどん増えています。
ロボットやコンピューターは文句も言わず、人間より圧倒的に早く正確に仕事をします。
「あれ?この仕事人間がやらなくても良くない?」となって、たくさんの人が不要になります。
40代以上でこれといった技術も知識もなく、若手よりも給料が高い、そんな人の居場所がだんだんとなくなってきています。
ベテラン社員に多くの人件費を払うことをやめて、優秀な若手社員を入れたい、経営者は当然そのように考えます。
ハッキリ言ってしまえば、無能な中高年をクビにしたいけど、これまでなかなかできなかった。
でも「もうやっちゃうよ!」ということです。
とは言っても日本では会社から一方的に解雇はできないので、希望退職を募り、割増の退職金を支払って退職してもらう、ということをしています。
ちなみに早期退職制度を使うと、優秀な人材ほど逃げていくと言われています。
もしあなたの会社が希望退職者を募ったら「転職、独立のチャンス!」と思いますか?
いつでも動けるように心の準備をしておいても損はないと思います。
解雇ではないけど、事実上のリストラ?
あなたが働いている会社から、ある日突然「全く違う業種に異動通知」が出たらどうしますか?
2019年6月のニュースで、損保ジャパンが介護会社を買収して、4,000人のリストラ対象者に介護事業への異動通知を出したというニュースがありました。
ほとんどの人が異動を拒んで退職することになりました。
結果として自己都合退職なので割増退職金を払うことなく人員整理したということです。
、、、なかなかえげつないですね。
これまで保険業務で頑張ってきた人が、突然介護の現場で働くことを迫られるわけです。
家族を養っていたり、すぐに次の職場を見つけられるスキルを持っていない人は受け入れざるを得ないでしょう。
しかし移動を受け入れた後に待っているのは大幅な給料減です。
というのも介護業界が保険会社に比べるとずっと給与水準が低いからです。
まあ考え方によっては「会社は解雇ではなく、次の仕事を用意した」のだから優しさがあるとも言えなくはないですけど、、、
これは事実上のリストラと言えます。
しかし法律的には問題がないと言われています。
買収した介護会社はグループ会社になっているので、異動や出向ということになり違法性はありません。
ネガティブな考え方ばかりしましたけど、もちろん介護の世界で才能を発揮したり、やりがいを見出す人もいるはずです。
ただ自分の意思ではなく、会社に人生を振り回されてしまうことを考えると、会社員はリスクが少ないと言えないと思うのです。
誰もが羨むような大手企業で働いていても、いつこんなことになるかはわかりません。
ちょっと調べただけでも、銀行、出版社、新聞社、製薬会社などの業界は着々とリストラが行われているようです。
人手不足が叫ばれている一方で、大量リストラが行われるというのはどういうことでしょうか。
考えられるのは優秀な人はより良い待遇の会社に入り収入が増え、使えない人間は安い給料で搾取されるということです。
もはやたった1箇所からの給与収入だけに頼ることはリスクが高いです。
会社はどんどん業務をスリム化して、もしかすると従業員に対して1日8時間、週5日分の仕事がなくなるかもしれません。
そうなることも見越して「どんどん副業してください」ということが起こっています。
海外企業との競争が激しくなる中で、企業は社員全員を守り切ることが難しくなっています。
経営者の本音としては「役に立たない中高年の管理職に高い給料を払っていたら、会社が成り立たない」ということだと思います。
しかもその中高年比率が高くなっている企業が多いわけです。
道は開ける
こんな時代なのですから「明日、会社が倒産してもクビになっても平気」と言える強さが必要です。
- 自分で稼ぐ力を身につける
- 複数の収入源をもつ
- 資産形成をしておく
これからの時代に必要なのはこの3つです。
会社と対等の関係で付き合えるようになりましょう。
異動を拒否したり、昇給を要求したり、条件改善を求めたり。
納得できないなら会社を見捨てるくらいの気持ちで。
「そんなの簡単にできない」
そうだと思います。
普通は「会社にお世話になっている」という感覚が強いですから。
でもいつまでもしがみついいても、いざというときに助けてくれるとは限りません。
「解雇になる前に自ら退職する」
「沈みゆく泥舟から飛び降りる」
そんな強さが必要な時代じゃないでしょうか。
今は自分で考えなくても仕事が与えられて給料がもらえているかもしれません。
それは例えれば人が運転する車に乗って目的地に向かっているようなものです。
「危ない!」と思ってもあなたは車を止めることはできませんし、「右へ行きたい」と思っても曲がることはできません。
自分で運転することは、自分で考えなければいけないと同時に、自分で自由に決められるということです。
どちらが良いかは人それぞれです。
今の働き方に違和感を感じたり、自分のことは自分で決めたいと思うのであれば、先ほどのこれからの時代を生き抜く3つのことを取り組んでみてはいかがでしょうか。
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