情報洪水と活字離れ。これからは動画の時代?

現代は情報洪水!

世の中にインターネットが普及したことによって、情報の量は膨大になっています。

この情報洪水の中で、私たちは1日のうちにいったい何時間ディスプレイやスマホを見つめているのでしょうか。

情報そのものは簡単に手に入るようになりました。

ただその中から本当に必要な情報を手に入れるために、大量の文章を読んでいます。

仕事によっては毎日大量のメールを処理しているんじゃないでしょうか。

私の場合だと、ネットの記事はかなりの量を読んでいます。

こうして記事を書く時もいろいろな情報を参考にするので。

こうして現代は情報処理に脳がフル回転して疲れてしまっている人が多いようです。

情報が溢れているけど活字離れしている?

しかし「若者の活字離れ」というのを聞くことが多いと思いませんか。

書籍や新聞などの活字媒体を以前より読まなくなる、読む量が少なくなっているという説です。

あなたは毎日どのくらい活字を読んでいますか?

こうしてブログを読んでくれているので、どちらかというと文字を読むのは苦ではないのかもしれませんね。

実はこの「若者の活字離れ」というのはすでに1977年頃から使われていたそうです。

当時二十歳であれば、現在はすでに60歳を超えていることになります。

様々なレジャーや娯楽が生まれたので、当時の年配者が「最近の若者は〜」と言っていたんでしょうね。

今の時代も、車や海外旅行よりもスマホのゲーム課金に夢中な若者が多くて、スマホが最高の娯楽になっているだけかもしれません。

結局いつの時代も「今の若いものは〜」「私の若い頃は〜」と年配者が若者に価値観を押しつけているんです。

活字離れの話題に戻します。

実は私も学生時代〜20代の頃は本が大嫌いでした(笑)

読書感想文なんていうのは本当に最悪で、面白くもない本を無理やり読まされて、苦手な文章を書くという、拷問でした。

高校時代は夏休みの読書感想文の提出を拒み続けて、9月末頃にしぶしぶ出した記憶があります(笑)

他の記事でも書いてますけど、私が20代後半の頃に働いていた職場の社長(当時20歳くらい)が読書家だった影響で本を読むようになりました。

「本を読むようになって良かった」と思うのと同時に「もっと早くから読んでおけば良かった」と思うのが本音です、、、

では実際に今の若者は本(活字)を読まなくなっているんでしょうか。

文化庁の統計を見ると、本を読まない人は増加傾向です。

学生や会社員の読書量がかなり少ないというデータもみられます。

あるデータではおよそ半数が「1ヶ月間にまったく本を読まない」と答えています。

ちなみに年収が高い会社員ほど本を読んでいる、年収と読書量は比例するというデータはよく見かけます。

本を読まない理由の多くが「時間がない」と答えています。

今の若い世代はスマホでニュース、SNSなど少ない情報量なら隙間時間にたくさん触れているけど、本などを読む習慣がある人は減っているようです。

読解力が低下している?

活字離れの影響なのか、文章読解力が低い若者が増えているようです。

本の良いところは、思考力、理解力、読解力がつくことです。

小説で「信じられないほどの美人」が登場するのであれば、あなたの頭の中で想像する最高の美人を思い浮かべることができます。

なので想像力も豊かになりますよね。

これを映像にしてしまうと「どこが美人やねん、、、」となりますからね(苦笑)

100人いれば100人の美人像が頭の中にあるわけです。

それから本は「必要なところだけを拾って読む」「読み飛ばし(つまみ読み)」ができます。

自分の潜在意識が、欲しい情報があればサーっと読んでいても必要な情報に目が止まります。

これを私は速読とは思っていませんけど、熟読とはまた違ったスタイルだと思っています。

本を読まない人、ある程度のボリュームの活字を読み慣れていない人は読解力が低くなってしまうのではないでしょうか。

最近思うのは、資格試験などは結局のところ読解力の差が合否を左右することです。

テキストを読んで用語やルールを覚えても、設問を理解できなければ答えることができません。

私が昨年受けたFP2級の試験問題も

「これは読解力が低い人は苦労するだろうな」

という長文があったりしました。

本を読むことで脳が鍛えられる、というのは言い過ぎではないはずです。

私が思うに、頭のいい人というのは「難しいことを、わかりやすく伝える能力がある」と思っています。

難解なテーマを難しい言葉で一方的にしゃべり続けているようなタイプの大学教授は、世間的には頭のいい人ですけど、教える側としてはアウトですね。

5Gで動画主流の時代になる?

昨夜テレビで「スーパーの店員マニュアルがすべて短い動画にまとめられている」といっていました。

文章が長い、文字が小さいだけで「読むのがめんどくさい」という人が増えているようです。

たしかに文章のマニュアルでは伝わらなかったニュアンスが動画を見れば理解できたりします。

「わかりやすい」といえばわかりやすいです。

と同時に良くも悪くもラクですよね。

自分で考えなくていいんですから。

文章読解力が低い人が増えると、動画で解説・説明する需要が増えます。

実際にブログで長文を読むより、動画の解説をみるほうがわかりやすい、という人も多いでしょう。

番組では他にも

  • 硬式野球の経験なかった人が動画をみて150キロの球をなげるようになった
  • 動画で勉強して大学レベルの数学力を持つ少年などが登場していました。

これから次世代通信5Gになると通信速度は超低遅延になります。

あらゆることを動画で学ぶのが一気に加速しそうですね。

都会に行かなくても、一流の教育を無料で受けることができるわけですから。

お金を払って、聞いたこともないような大学に行く価値は、確実になくなるでしょう。

小さな頃に好きなものを見つけて、動画で一流を知り学べば、とんでもない天才が世界中から誕生する時代になりそうです。

  • 動画を自分で考えなくていいラクなものとしてみるか
  • 動画を見て自分で考え行動するか

この差が大きく出てくるでしょう。

変化しないものは滅びる

新聞

実はこの記事を書くきっかけになったのは、昨日うちに新聞の勧誘が来たからです。

あなたは新聞とってますか?

おそらく若い世代のほとんどの人がとってないでしょう。

もちろん新聞には新聞の良さがあるのはわかります。

ただコストにあった価値があるかというと、微妙です。

新聞って毎朝自宅に届けてくれるわけですけど、当然人件費がかかっています。

新聞の収入源は主に購読料と広告です。

新聞の発行部数も広告収入も完全に右肩下がりです。

日本の人口が減少している、高齢化しているなどを考慮しても、かなり苦しいことが伺えます。

「なんとか3ヶ月だけでもとってもらえませんか」

と頭を下げられても

「大変なのはよくわかりますけど、ごめんなさい」

としか言えませんでした。

新聞で得られる情報も広告も、インターネットに食われているのですから。

新聞社はこの時代の流れに対応して変化するしかありません。

新聞各社デジタル版はやっています。

しかしネットの世界には膨大なメディアとコンテンツがあります。

私もこうしてブログというメディアを持って情報、コンテンツを発信しているわけですから。

テレビ局も同じです。

これまで独占してきた情報の発信を、インターネットは個人が発信できる時代に変えました。

古いやり方にこだわりすぎると滅びることになります。

それが時代の流れです。

紙の新聞を今の価格で自宅に届けてくれるのはあと何年でしょうか。

活字離れとは関係なく、ほんの数年先のことかもしれません。

 

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