【2021年】確定申告はスマホとマイナンバーカードでらくらく申請!
目次
申告期間中、大混雑の税務署にはもう行かなくていいんです
会社員であっても、医療費控除や住宅ローン控除の申請で確定申告する人もいますよね。
2017年に自宅を購入したので、当時会社員だった私は初めて確定申告をしました。
国税庁の確定申告書等作成コーナーで書類を作成して、税務署の窓口に提出するだけだったので大混雑しているけど滞在時間は1時間未満でした。
そして2019年12月に個人事業主として開業して、2020年3月に確定申告しました。
つまり事業としては1ヶ月分なので、申告書の作成は会計freeeでサクッと終わりました。
その時はfreeeだけでe-Taxでの申請が完結できそうになかったので、書類を印刷して郵送で提出しました。
そして令和3年1月からAndroid端末でもiPhone端末でも、マイナポータルAPのインストールのみで可能になったので今年は電子申告にチャレンジしました。
少し手間取ったところもありましたけど、スマホとマイナンバーカードでらくらく電子申告できました!
マイナンバーカードとマイナンバーカード対応のスマホがあれば、ICカードリーダーは不要です。
ちなみに私はiPhone11です。
令和3年2月26日現在、マイナンバーカードに対応したNFCスマートフォン一覧はこちら(地方公共団体情報システム機構)。
電子申告ならこんないいことが
時間も体力も節約できる
冒頭に書きましたように、申告期間中の税務署はとても混んでいます。
会社員であればわざわざ平日休みをとって、長い間待たされて半日〜1日潰れてしまうこともあるでしょう。
ましてやコロナで三密を避けたい状況です。
電子申告は自宅からネットで申告なので、貴重な平日の半日〜1日をムダにせずにすみます。
令和3年1月4日(月)から4月15日(木)までは24時間受付です。
印刷不要で証明書などの提出も不要に
それに印刷不要ですし、生命保険料控除の証明書などは記載内容を入力して提出不要です(法定申告期限から5年間、税務署から書類の提出又は提示を求められることがあります)。
昨年は郵送で提出しましたけど、証明書などはコピーして同封したように思います。
申告から還付までも早い
私は2月23日に電子申告して、3月12日に還付金が振り込まれました。
ネットで申告して還付までも早いのは、利用者と税務署の双方にメリットがありますよね。
申告会場にたくさんスタッフを配置しておくのも大変ですから。
電子申告なら控除額が+10万円!
平成30年度税制改正で青色申告特別控除額がこれまでの65万円から55万円に減額されてしまいました。
ちなみに基礎控除は38万円から48万円に増額されています(年間所得2,400万円以上だと段階的に控除額が引き下げられ、2,500万円を超えると基礎控除額は0円)
「じゃあプラスマイナスゼロじゃん」
そうなんですけど、e-Tax による申告(電子申告)又は電子帳簿保存を行うと引き続き65万円の青色申告特別控除が受けられます!
電子申告(自宅からe-Tax)については、国税庁動画チャンネルでわかりやすく解説もされています。
国税庁の令和2年分確定申告特集はこちら
そもそも青色申告って難しいんじゃない?
「自分で青色申告するのって難しそう、、、」
確かに複式簿記で帳簿をつけたり、貸借対照表や損益計算書も作成しなければなりません。
そこでオススメなのがクラウド会計ソフトの利用です。
有名なのは
- マネーフォワード クラウド会計
- 会計freee
- 弥生会計 オンライン
の3つですね。
私は会計freeeを使っています(家計簿アプリでマネーフォワードMEを使ってるので悩みましたけど、freeeが使いやすそうだったので)。
従来のように会計ソフトをパソコンにインストールするのではなく、ネット環境があれば会計ソフトを利用できるのがクラウド会計ソフトです。
- インターネットバンキングやクレジットカード明細等を、クラウド会計に自動で取り込める
- 常に最新のソフトを利用できる
のが大きな魅力です。
事業に関するお金のやり取りを、事業用の銀行口座とクレジットカードをメインにすれば、記録する手間がほとんどありません。
確定申告の時期が来て、大量に溜め込んだ領収書の山を泣きながら処理する時代はもう終わりです。
現金決済を減らしてキャッシュレス決済にすると圧倒的にラクになります。
私は会計freeeのスタータープランを利用しています。
2021年3月現在の利用料金は
月額払い 1,180円 (税抜)
年額払い 11,760円 (税抜)
となっています。
しかし
「会計freeeを使えば知識なしでも簡単!」
とまでは言えません。
操作方法に慣れないといけませんし、
自動で経理という機能がありますが、最初に適切な仕訳を登録しなければいけません。
「これはどの勘定科目にすればいいんだ?」
ということもあるでしょう。
freeeのヘルプ機能を使ったり、ググったりすればだいたい解決できます。
スタータープランでもチャットとメールのサポートがあります(私はいまのところ利用したことがありませんけど)。
わからないことを自分で調べて解決する気持ちがあるなら、税理士に作成してもらうよりもずっと低コストです。
もちろんどうしてもわからなければ、税務署や税理士に相談することをオススメします。
freeeで電子申告って簡単?
申告書の作成はステップにそって質問に答えていくだけなので難しくありません。
作成した書類は
- 税務署への直接提出
- 郵送
- 電子申告(e-Tax)
のいずれかで提出します。
今回freeeの電子申告で手間取ったことが1つ。
- e-Tax API サーバー応答が不正です。
- 画面番号: XU00S040
というエラーが発生。
ここのトラブルシューティングを確認すると、どうやら電子証明書の紐付けができてない模様。
電子申告開始ナビの画面に従ってすすめて無事解決しました。
ICカードリーダーなしでスマホとマイナンバーカードで電子申告が完了しました!
まとめ
複雑な経理ではなく、売上規模も大きくない個人事業主やフリーランスならクラウド会計ソフトで電子申告できる時代です。
会計知識ゼロだと、最初は苦労しますけど事業資金の管理を勉強する価値は大きいですよ。
会計freeeなどを使えば、経理担当も顧問税理士も必要なく、スモールビジネスの強い味方になります。
クラウド会計ソフトで簡単に青色申告できるとは言っても、日頃から仕訳をしておくことが大切です。
事業用銀行口座でネットバンキング、事業用クレジットカードで決済、PayPal(ペイパル)やPayPay(ペイペイ)などのキャッシュレス決済を使えばお金の管理もラクです。
時代に取り残されないように、日々勉強していきましょう。
記事を読んで
「おもしろかった!」
「役にたった!」
と思っていただけたらクリックを!
下部のコメント欄も書き込んでいただければうれしいです。
↓ランキングをチェック!