【投資】大学生がつみたてNISAを始めるのは早すぎる?今と未来のバランスが大切
Twitterでこんな投稿を見つけました。
いくら複利が大事とはいえ大学生でつみたてNISAは早すぎると思う。彼氏彼女と月3万円で思い出を作った方が後々の人生で記憶の配当を受け続けるよ。
わたしは半分その通りで、半分そうでもない、と考えています。
つみたてNISAの年間最大40万円まで積立投資しなくてもいいので、経験することで得られるものが大きい
からです。
消費や浪費だけではなく投資を経験する
大学生になるとこれまでよりも自由にできることが増えますよね。
一人暮らしを始めたり、免許を取って車に乗って出かけたり、友達とお酒を飲んで朝まで大騒ぎしたり、アルバイトをしてお金を稼いだり。
決して安くない大学の授業料を払っているので、勉強をおろそかにするのはもったいないですけど、大学生活でこれまでできなかった経験がたくさんできるのは間違いありません。
お金に興味を持って投資をやってみようと思うならやってみればいいんです。
学校教育では投資の方法を教えてくれません。
自分で勉強するか、経験者から教えてもらうことになります。
世の中には怪しい投資の誘いもたくさんあります。
「誰でも簡単にクリックするだけで月利10%!」
世の中そんなに甘くありません。
それを見抜く力をつけなければなりません。
怖がって何もしないよりは経験したほうがいいです。
少額での失敗なら働けば取り返すことができますし、授業料を払って間違った投資方法を学んだと思えばいいんです。
冒頭の例だと、つみたてNISAを利用して投資をしている大学生は、きっと大きな失敗をすることがありません。
失敗するとしたら暴落したときに積立をやめてしまったり、売却してしまうことです。
大学生が投資をすることの一番のメリットは世界経済に興味を持つことができることです。
世界経済に投資すると
- 日本株式は世界の株式市場で占める割合は10%未満
- 新興国が世界経済に与える影響
- 為替と株価の関係
- インフレとデフレ
- 円高と円安
- 利率と複利
- 株式と債券
- 経済のニュースを見るようになる
などなど。
世界を知れば日本は豊かな国とは言えなくなりつつあることもわかります。
毎月数千円を積立投資するだけで世界経済に興味を持てるようになれるのであれば安いものです。
大学の授業で経済学を学ぶより、自分ごととして世界経済に興味が持てるようになるはずです。
今と未来のバランスが大切
冒頭のツイートに対して
「半分その通り」
と思う理由は、今を楽しむことも大切だからです。
もしつみたてNISAになけなしの3万円を使って積み立てているのなら、その時しか楽しめないことができないかもしれません。
車も持たない、海外旅行も行かない、外食もしない、酒もタバコもやらない、安い服しか買わない、彼氏彼女も作らない、、、
たしかにお金は貯まりますけど、あれもこれも我慢の人生じゃつまらなくないですか?
もちろん積立投資をしている人は、お金に困らない自由な未来を信じてコツコツ取り組んでいるはずです。
投資額が大きいほど複利効果の威力が大きくなって、FIRE(ファイナンシャル・インディペンデンス・リタイア・アーリー)を達成できるでしょう。
大学生や20代の社会人は投資に回せるお金はそんなに多くないはずです。
「どのくらい投資すればいいの?」
と聞かれることがありますけど、状況によって人それぞれです。
社会人であれば手取り収入の20%を投資に回すのがひとつの目標にすると良いです(手取り30万円なら6万円)。
大学生も自分が自由に使えるお金の20%を目安に投資してはいかがでしょうか。
最高の投資は自己投資
投資と言っても金融商品や不動産だけではありません。
忘れてはいけないのが自己投資です。
大学生が自分で授業料を払っているのなら
「これだけの授業料を払ってるんだから、知識を身に着けて将来回収しなければ」
と考えてるでしょう。
日本の大学生は親が支払ってくれている人が多いです(わたしもそうでした)。
自分で大学の授業料を払えなくても、自己投資をして
「必ずそれ以上のリターンを得るんだ!」
という気持ちで何かやることをオススメします。
- 読書をする
- 有料のセミナーに参加してみる
- 世界を旅する
- 新しい趣味を習ってみる
知識や情報や体験というインプットをしたら、アウトプットしましょう。
今の時代は誰でもSNSなどで情報を発信できます。
情報を発信したり誰かに教えるとなると、あいまいな知識ではできません。
なので知識がより深まります。
ブログを書くのはおすすめですよ。
文章が苦手でも、書けば書くだけ上達しますし、文章力は仕事でも人生でも確実に役立ちます。
それにコツコツ継続すれば広告収入を得ることも可能です。
若い世代に限ったことではありませんけど、新しい知識や体験を得るためにお金を使いましょう。
わたしは基本的に人生で後悔はないんですけど、しいて言うなら20代の頃にもっと本を読んでおきたかったですね。
本ってめちゃくちゃ安価にできる自己投資です。
本はたった1000~2000円で世界中の英知に触れられることができます。
そして知識は誰にも奪われることのない財産です。
本を読むのが苦手な人も、読みやすそうな本やベストセラーの本から手をつけてみましょう。
オススメは
- 「まえがき」と「あとがき」をしっかり読んで全体像を知る
- 目次を熟読して興味があるところだけ先に読んで見る
- わからないところは流し読みでいいので通して読む
こんな読み方です。
一流と呼ばれる人は必ず本を読んでいます。
偉大な先人達の考えや経験から学んでいるのです。
読書にハマったらKindleと本の要約サイト「フライヤー」の利用がオススメです。
まとめ
大学生でつみたてNISAは早すぎません。
投資を経験することで世界経済に興味を持てるようになるからです。
もちろん将来に備えた資産形成という点でも時間を味方にするのが有利です。
ただ大きな資金を投じるのは難しいでしょうし、今を楽しむことも大切です。
小さな失敗はいくらでも取り返せます。
今の体験が未来に活きることもあります。
投資と言っても金融商品だけではなく、自己投資することを忘れずに。
新しいことにチャレンジすれば、自分の新しい世界が広がります。
今を楽しみつつ、未来に備える。
人生を存分に楽しみましょう。
記事を読んで
「おもしろかった!」
「役にたった!」
と思っていただけたらクリックを!
下部のコメント欄も書き込んでいただければうれしいです。
↓ランキングをチェック!