【投資の基礎】かわいいお金には旅をさせよ

お金を過保護にしていませんか

手

頑張って稼いだお金。

贅沢せずに、節約して、大事に大事に引き出しにしまっていませんか?

または銀行の定期預金に入れて、10年たってもほとんど成長していないお金をみてため息をついていませんか?

大切なお金なので手元に置いて、可愛がりたい気持ちもわかります。

しかし、お金に成長してもらいたいなら旅をさせましょう。

世界を旅して戻ってきたお金は、様々な経験をして大きく成長して戻ってきてくれます。

お金を甘やかしていても成長しない

貯金箱

日本人は世界的に見て現金預金比率がとても高いです。

世界から見ると

「そんなに超低金利なのに、なんで手元に置いておいたり、預金してるの?」

とかなり不思議なことです。

「だって投資で損するのが怖いから」

「投資はよくわからないし難しそうだから」

と答える日本人が非常に多いです。

ハッキリ言えばお金の勉強をしていないから

マネーリテラシー(金融知識)が低いんです。

30年前なら預貯金も立派な投資でした。

金利が8%とかだったので、元本割れすることなく

10年もすれば2倍に増やすことができたのです。

しかし超低金利の今は元本割れはしませんけど、まったく増えません。

むしろあなたは銀行に超低金利でお金を貸してあげていることになります。

あなたが銀行に100万円を1年間貸しても、お礼(利息)は100円しかもらえません、、、

(銀行に0.001%でお金を貸して、リボ払いで金利15%の手数料を払ってるなら一生貧乏確定です)

タンス預金も考えものです。

デフレ経済ならそれも正解でした。

物価がどんどん下落しているので、相対的に現金の価値が上昇するからです。

しかし、盗難や災害時の消失リスクもありますし

よっぽど理由がなければおすすめできません。

あなたのお金が世界中を旅するのが投資

旅

投資というのは当然リスク0ではありません。

ここでいうリスクというのは「危険」という意味ではありません。

リスクというのは値動きの幅であったり、バラつきのことです。

日本だけでみれば経済は停滞していますが、世界全体を長期的に見れば

年間3〜4%の経済成長をしています。

今回のようなコロナショックでマイナス成長になることがあっても

これまで人類は何度も困難を乗り越えてきました。

この世界経済の成長の波にあなたの資金を乗せることが投資の本質です。

少額でも世界経済に分散投資することができるのが「投資信託」です。

世界の株式に投資するインデックスファンドなら、低コストで運用できます。

たった1万円の投資でも

  • アップル
  • マイクロソフト
  • アマゾン
  • グーグル
  • フェイスブック
  • アリババ
  • テンセント

などなど世界中の企業に数%(数百円くらい)ずつ投資できちゃうんです。

仮にアップルが倒産したとしても、その影響は限定的で

投資信託が無価値になることはありません。

万が一あったとしても、それは資本主義経済が終わる時

つまりお金そのものに意味がない世の中になっている状態です。

あなたの手元を離れたお金が、世界中を旅して成長して戻ってくる。

いいときもあれば、悪いときもあります。

より良い世界、未来を信じることができるなら

投資をすることに意味があります。

インフレに負けないお金の置き場所

ドル

「そりゃより良い世界の未来を信じたいけど、地球環境は悪化して食糧が不足して人口も減少していくかもしれない」

「せっかく貯めたお金が少しでも減るのは嫌だ」

もちろん投資をしないという選択もありです。

収入と支出のバランスをとって、楽しい人生を送ることができれば

無理に投資する必要なんてありません。

わたしが推奨する長期積立投資であれば

ある程度の結果がでてくるまでに少なくとも10年くらいかかるイメージです。

何よりも今を大切にしたいのであれば、この投資スタイルは合わないでしょう。

でも「リスクを取らないリスク」があることを理解しておいてください。

日本銀行は物価上昇率2%を目標にしています。

実際には2017年頃〜1%前後の物価上昇で、目標にはまだ遠いです。

それでもわずかに物価上昇、現金の価値は減少しています。

仮に毎年1%ずつ物価が上昇し続けたとして

100万円だった物やサービスが

5年後には1,051,010円

10年後には1,104,622円

20年後には1,220,190円

になります。

世界に目を向ければ、日本がデフレに苦しんでいる間に

物価も賃金も上昇しています。

日本人は相対的に貧乏になっています。

このように物価が上昇する中で、あなたがお金をタンスに入れたままだと

年々お金の価値が減少していくことになります。

物価上昇すると、遅れて給与や預金金利も上昇を始めますけど

タンス預金だけは年々価値が下がることは理解しておいてください。

あなたの預貯金や給料は年間1%以上増えていますか?

世界中でお金がじゃぶじゃぶになってる

株価

コロナショックによる経済の落ち込みを防ぐために

世界各国で金融政策を行っています。

お金をじゃぶじゃぶにしている状態です。

日本でも持続化給付金や家賃保証、Go to トラベルなど

予算を使って政策を行っています。

株価は2020年3月に一気に下落しましたけど

現在はコロナ前の水準を超えるまでになっています。

観光業、飲食業をはじめ、実体経済がそんなに良いと思えないのに

株価は好調なんです。

なんだか気持ち悪いなぁという感じています。

なかには現状を「コロナバブル」という人もいます。

いわゆる金あまりの状態で投資にお金が流れている状態です。

お金が大量に刷られているということは、現金の価値が減ります。

つまり物価上昇につながります。

いずれにせよ、数年は不安定な状態であると思われます。

まとめ

風景

お金を大事にタンスや引き出し、銀行口座に置いておいても成長してくれません。

かわいいお金に世界を旅させれば成長させることができます。

日本は2017年頃から1%前後の物価上昇です。

世界の先進国をみれば実質賃金も物価も日本よりもずっと上昇しています。

世界経済の成長の波に乗せて、物価上昇に負けないお金にすることができます。

投資をしないという選択肢もありです。

ただ、リスクを取らないリスクがあることも理解しておいてください。

わたしはお金を世界中に旅させて、どんどん成長してもらいます。

 

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