【なぜ?】ジャパンネット銀行は「PayPay銀行」に社名変更
ジャパンネット銀行がなくなります
「なくなります」
と言ってはいけませんね。
ジャパンネット銀行は、2021年4月5日に「PayPay銀行」へ社名を変更します。
知ってましたか?
わたしはこれを聞いた時
「んー名前変えてほしくないなぁ」
と思いました。
といいますのも、わたしは個人事業主として
屋号入りの銀行口座を作りたくて
いくつか検討してジャパンネット銀行を事業用口座として開設しました。
屋号入りの銀行口座を開設したのは、
例えばオンライン相談のお客さんから料金を振り込んでもらうのに、個人名の口座だと
「大丈夫かな?」
と心配になる人もいるかと思いまして。
まぁその話はおいておいて、2021年4月5日以降は
取引先にも「振込先 PayPay銀行 普通 〇〇○○○」
みたいな請求書を送るわけです。
なんかちょっと軽いですよねぇ(笑)
ある程度の時間が経てば認知されてなんてことないと思いますけどね。
なぜジャパンネット銀行の名前を捨ててPayPay銀行にするのか。
そのあたりを考えてみます。
QRコード決済で圧倒的シェア
2019年は日本にとってキャッシュレス元年でした。
これまで現金主義だったけど、多くの人がキャッシュレス決済を経験したり
すっかり現金を使う機会が減ったのではないでしょうか。
私自身は以前からできるだけクレジットカード決済だったので、
クレジットカード決済できなかった店舗がQRコード決済を導入してくれたのはよかったです。
○○ペイ、って覚えきれないぐらいありますけど
QRコード決済はPayPayがシェアナンバーワンです。
大第的にキャンペーンやってましたからね。
ソフトバンクグループ傘下であるヤフー(Zホールディングス)とLINEが
2021年に経営統合するので「LINE Pay」と合わせると
圧倒的になるでしょう。
金融サービスで大きな存在に
PayPayがQRコード決済で圧倒的シェアになったところで
わたしたちにとっては
「あー、そうなんだー」
というだけでしょうか。
実はそうでもないんです。
ソフトバンクグループはこれからPayPayブランドを一気に推し進めてきます。
これを見てください
- クレジットカード
- 銀行
- 証券
- 保険
- FX
- 資産運用
これら全てがPayPayブランドで金融サービスを行うことを予定しています。
(余談ですけど、ヤフードーム→ヤフオクドーム→PayPayドームになってますよね)
こうなると、PayPay銀行にある預金が
スマホひとつでサービスを購入したり、契約したりすることになります。
1ブランドで完全キャッシュレス、数字が画面上で移動するだけです。
「ソフトバンクグループすごいなー」
いえいえ、実は携帯キャリアって金融ビジネスにどんどん入り込んでます。
- ドコモ口座
- auじぶん銀行
- 楽天銀行
(つい先日、ニュースで不正引き出しが報道されたばかりですけど、、、)
各社は若年層をターゲットに証券、保険、資産運用などで囲い込みをかけてくるでしょう。
こうなるともう分かると思いますけど
多くの銀行、証券会社、保険会社が消えていく時代になります。
手数料の高いゴミのような投資信託を売りつけたり
不要な保険を売りつけてきたツケがこれから回ってくるわけです。
PayPay銀行って名前がちょっと、、、
冒頭でも言いましたけど、名前にちょっと抵抗がありますよね。
ただ、現ジャパンネット銀行はやはりPayPayと相性がいいんです。
(決済用クレジットカードも当然現ヤフーカードの相性が良い)
わたしは事業用に「PayPayビジネス」を使っています。
入出金にメリットがあるからです。
どうでしょうか。
店舗にPayPay導入したら
「じゃあジャパンネット銀行作っておくか」
ってなりそうですよね。
実際にジャパンネット銀行は法人・個人事業主からの新規申込みが増えたようです。
この流れ、今後も続くとなるとPayPay銀行は大きな力を持つ存在になるでしょう。
今は
「ペイペイ」
という言葉の響きがちょっと口に出して言うのが恥ずかしい感じがしますけど(笑)
大きな金融サービスグループになるとみんな当たり前に口にすることになるでしょうね。
ジャパンネット銀行は誕生20年
ジャパンネット銀行は2000年10月に誕生したネット専業銀行です。
当時のことを覚えてますよ。
わたしヤフオクとかやってたので、オンライン決済って便利だなと思いながら
選んだのはイーバンク銀行(現楽天銀行)でした。
当時はコンビニATMがなかったので、自分の他銀行ATMからイーバンク銀行口座に入金してた気がします。
あれから20年、そりゃ便利になりますよねぇ。
わたしはもうここ数年ATMに並ぶことなんてありません。
これから現金にさわる機会はほとんどなくなっていくでしょう。
キャッシュレスが当たり前。
3,000万人のPayPayにユーザーがPayPay銀行口座を作ったらどうなるでしょう。
繰り返しますけど、顧客本位でない銀行、証券会社、保険会社が淘汰されていきます。
まとめ
ジャパンネット銀行からPayPay銀行へ。
ただの名称変更ではありません。
ソフトバンクグループのしたたかな金融ビジネス戦略
PayPayブランドを一気に拡大していくことになるでしょう。
ソフトバンクグループはZOZOも抱えていて、来年にはLINEと経営統合です。
今後の展開に注目ですね。
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