【老後不安】年金はいつから、いくらもらえる?
日本人のほとんど老後が不安
あなたは老後が楽しみですか?
Yes!
と答えたあなたはかなりの少数はです。
公益財団法人 生命保険文化センターが行った調査によると
自分の老後生活に
「不安感あり」
と答えた人の割合は84.4%と8割超の人が
老後生活に対して不安を抱えている結果になっています。

出典:公益財団法人 生命保険文化センター https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/oldage/5.html
その不安内容のトップは
「公的年金だけでは不十分」
が82.8%と最も高くなっています。
「年金2,000万円問題」がメディアに盛んにとりあげられたのもあって
「自分は大丈夫なのか?」
と不安に思っている人が多いようです。
「年金制度は破綻する!」
なんて過激なことを言って煽る人もいますけど
日本の年金制度はよくできていて、うまく運用されています。
年金積立管理運用独立行政法人によると
累積の収益額は70兆円にもなっています。
メディアの報道に振り回されると
証券会社や保険会社のカモになってしまいます。
日本の社会保障制度はよくできています。
必要以上な不安をもつと、安心を手に入れるために高い費用を払うことになります。
生活スタイルによって必要な老後資金は違う
どんな老後を過ごすかによって必要な資金は人それぞれです。
大企業で40年間会社員として勤めたのであれば
- 老齢年金
- 退職金
- 貯蓄
でそこまで心配ありません。
といっても、一部上場企業のような大手企業で働いている人ばかりではありません。
- 退職金も期待できない
- 貯蓄もほとんどない
となるとたしかに不安ですよね。
まだ30代や40代であれば時間はあります。
まずは貯蓄、可能なら貯蓄の一部を投資で資産形成をします。
会社員であれば手取り収入の20%を毎月積立投資するしくみが簡単です。
投資初心者は何から始めるべきか→ネット証券を使ってインデックスファンド積立投資から始めてみましょう
どうしてもリスクを取りたくないのであれば貯蓄でもかまいません。
もう一つの戦略として
「できるだけ長く働く」
ことをオススメします。
「えー、好きでもない仕事を長く続けろっていうの?」
というあなたはちょっと考えてみてください。
60歳まで好きでもない仕事を頑張ったとして
わずかな貯蓄と年金で、100歳まで生きることを。
年金の受給開始は65歳からなので
35年間、老齢年金をもらい続けることは可能です。
総務省の家計調査報告によると
夫婦世帯の年金の平均受給額は月額20万3824円となっています。
(夫が会社員、妻は無職で第3号被保険者という前提)
高齢夫婦 無職世帯の平均的な姿で見ると、毎月の赤字額は約5万円で
「20 年で約 1,300 万円、30 年で約 2,000 万円の取崩しが必要」
というのが年金2,000万円不足問題の根拠です。
この数字をどうとらえるかです。
毎年誕生月に届く
「ねんきん定期便」
を見ていますか?
50歳未満であればこれまでの加入実績に応じた年金額がわかります。
※50歳以上は年金見込額になります。
「3.これまでの加入実績に応じた年金」
の
「(1)と(2)の合計」
ですね。
それでは足りないと考えるなら
決して収入が多くなくても
何か好きなことや得意なことで、無理なく働き続けて
年金を70歳からの繰り下げ受給にする方法があります。
なんと42%増額した年金が毎月もらえるんです。
ちなみに65歳よりも前倒しで受け取る繰り上げ受給もあります。
60歳から受給すると30%減額されてしまいます。
好きじゃない仕事を頑張っている間に、
しっかり資産形成して定年後を楽しむのも一つの戦略です。
しかしこれからは
苦にならない仕事を長く続ける
というのが主流になるのではないかと思います。
今からでも何か副業にチャレンジしてみたり
独立起業する道を検討してみる価値があります。
個人事業主は準備が重要
個人事業主は1号被保険者で国民年金です。
老齢基礎年金は令和2年4月分からの年金額 781,700円(満額)
つまり月額65,141円です。
さすがに貯蓄なし、収入なしで年金のみではちょっと厳しいことは想像できますよね。
なので
- できるだけ長く働く
- 貯蓄する
- 投資する
をうまく組み合わせる必要があります。
iDeCo(確定拠出年金)などを活用して備えたいですね。
今を大切に生きる
「いやいやそうは言っても70歳までしか生きられないかもしれないし」
ですよね。
必ずしも長生きするかどうかはわかりません。
なので今を楽しむことも大切です。
死ぬときに
「あー楽しかった」
と最期を迎えたいものです。
体が元気なうちにアクティブなことはやったほうがいいですよね。
このあたりはバランス感覚です。
お金をあればあるだけ使ってしまって、あとで困るのか
巨額の貯蓄を残したまま、何も楽しまず死んでいくのか、、、
いや、その中間がいいですよね。
人生の中での優先順位を決めて取捨選択して
お金の悩みが少ない暮らしをしていきたいですね。
金融機関に所属せず、保険や証券の販売を一切行わない
独立系FPにライフプランの作成と相談をしてみるのもオススメです。
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