テレビを見てはいけない
目次
あなたにとってテレビとは?
あなたは毎日テレビを見ますか?
毎週楽しみに見ている番組がありますか?
わたしはほぼ毎日テレビを見ます。
でも、以前にくらべると圧倒的にテレビを見なくなりました。
インターネットで自分が欲しい情報が簡単に手に入りますし、時間をムダにしていると感じることが増えたらかです。
それから
「テレビばかり見ているといつのまにか洗脳されてしまうから」
ずいぶん前に読んだ本ですけどこちらの本を読み返してみました。
脳科学者の苫米地英人さんの本で2009年初版です。
オウム真理教信者の脱洗脳で有名な方ですね。
テレビによって価値観や固定観念を刷り込まれている
普段なんとなく見ているテレビから、実はいつのまにか価値観や固定観念を刷り込まれています。
ドラマの中でカッコいい俳優さんが
- 高級車に乗って
- 高級マンションに住んで
- エリートサラリーマン
であれば、それに憧れたりします。
でもそれって本当にあなたに必要なものなのでしょうか。
それらが
- 便利だ
- 快適だ
- 幸せだ
- 憧れの存在
と思い込んでるだけかもしれません。
苫米地さんの「テレビは見てはいけない」の冒頭にも例えが書いてあります。
刑事ドラマ「西部警察」では番組のスポンサーに某自動車メーカーがついていて、そのメーカーでない車に乗っている人物は絶対に悪者だった
とのこと。
つまりスポンサーの車に乗っていたら絶対によい人物だと決まっていたんです。
番組を見続けている視聴者は知らないうちに
「このメーカーの車に乗っている人はよい人」
と刷り込まれることになる、というのです。
視聴者が宣伝広告と気づかせずに商品をアピールされている(洗脳されている)と思うと、ちょっとゾッとしませんか?
今では禁止されていますけど、わたしが子供の頃はタバコの広告は大量にありました。
タバコ=カッコいい
タバコはいいものだ
と洗脳するためのF1などの自動車レースのスポンサー、テレビCM、雑誌広告などが当たり前の時代があったのです。
お金持ちはマスメディアを見ない?
マスメディアは一般的に
新聞、テレビ、ラジオ、映画、雑誌
などのことをいいます。
訳すと大衆媒体となります。
長年テレビはマスメディアの王様でした。
大人から子供までみんなテレビを見るので、テレビを見ていなければ翌日学校でみんなと共通の会話ができなかったはずです。
マスメディアの「マス」はマス層のことです。
野村総合研究所が日本の家計を純金融資産保有額に基づいて5つの階層に分類したなかで
マス層は純金融資産保有額3,000万円未満(4,203.1万世帯)のことをいいます。
これは日本人の80%にあたります。
ここをターゲットにした広告をうっているわけです。
なのでテレビを見ていても5億円する豪華クルーザーのCMは流れません。
お金持ちがテレビを見ない、とはいいません。
しかしテレビはお金持ち(富裕層)をターゲットにしていないと言えます。
テレビ離れで広告収入が減少する
テレビはほとんど見なくてネットばかり、という人も多い時代です。
企業の広告もテレビからインターネットへ市場が移りつつあります。
リーマンショックの時に、売上が減少した多くの企業は広告費削減をせざるを得なくなりました。
その結果テレビ局は広告収入が減って番組制作費削減することになったといいます。
海外ロケや長期密着取材などはコストがかかるので、お笑い芸人を集めたクイズ番組が増えたのはこの頃からです。
テレビ局は視聴率を取ることを目的にしています。
視聴率が取れるということは、企業にとって広告を出す(スポンサーになる)価値がある、多くの人に見てもらえるということです。
テレビ局は広告収入(スポンサー】を得るために、番組の質を上げることよりも注目を引く番組のほうが手っ取り早いことになります。
説明するまでもないですけど、この視聴率争いに巻き込まれていないのはNHKです。
「民放は無料なのにNHKはなんで有料なんだ!」
と怒っている人はよく考えてください。
(ここでは「NHKをぶっ壊す!」のあの人の話は置いておきます、、、)
民放は無料ではありません。
間接的に番組制作費を払っているのはあなたです。
テレビCMはもちろん、番組をみてあなたは無意識になんらかの商品やサービスを購入しています。
上で書いた「西部警察」の車の例がそうですね。
無意識のうちに「某自動車メーカー」を選んだ人がたくさんいるんです。
商品やサービスを販売する企業は、膨大な広告費をかけています。
その広告費がのっかった商品やサービスを購入しているのはあなたです。
(たとえば化粧品の原価は驚くほど安いと言われています)
広告収入の仕組みを考えると、もし大勢がテレビを見なくなると
- 商品やサービスが売れなくなる
- 企業の売上が減る
- テレビCMをやめる
- テレビ局の広告収入が減る
- 民放が無料で放送できなくなる
となるわけです。
洗脳されない生き方
冒頭にも言いましたように、テレビを見続けているとさまざまな価値観や固定観念を刷り込まれています。
つまりは洗脳されています。
「偏差値が低い学校に行くのはカッコ悪い」「有名な会社に勤めてこそいい人生」といったステレオタイプな価値観を子供に植え付ける親はたくさんいます。
これを読んでてわたしは頭がグラグラと揺れるような感覚になりました。
日本人のなんと多くがこの考え方を持っていることでしょうか。
このような親を「ドリームキラー」と呼ぶそうです。
学校の先生もすでに洗脳されている人が多いので
「良い学校に行って、良い会社に入るのが、良い人生」
と考える人が大量生産されています。
わたしはそんなツマラナイ人生は送りたくない、と思ってます。
人と同じじゃツマラナイし、レールを外れてもいい、と考えています。
スケジュールがいっぱいでなければ不安になる日本人が多いといいます。
スケジュールが埋まっている=日々を有意義に過ごしている感覚なのだそうです。
わたしはスケジュールが空いている方が断然うれしいですね。
自分一人で何かを考えたりすることができるからです。
子供の頃から受験生として過ごすことに原因がありそうです。
母親が「良い学校に入らないと一生を棒に振るかもしれない」「お隣さんは毎日塾に行ってるのに、うちは週に1回で大丈夫かしら」と不安になって、朝から晩まで習い事づけにします。
そんなふうに育てられた子供は大人になって「行動を束縛してくれるのが嬉しくて仕方ない」状態になります。
他人から「あれをしろ」「これをしろ」「これをするな」と決まったルールを課せられるほうが安心で居心地がよいと感じるようになってしまうのです。
それこそが「奴隷化』だと私は考えます。
〜〜〜〜〜〜
母親たちは、気づかないうちに自分の子供を奴隷の状態でいることに満足するように「洗脳」しているのです。
テレビというのは大衆を行動させるための情報が発信されて、洗脳される可能性があることくらいは意識しておくべきです。
テレビを見るな!とは言いません
元々わたしはかなりテレビを見ていました。
一人暮らしが長かったので
- 起きてテレビをつけて
- ごはんを食べながらテレビをみて
- なにか作業しててもテレビはつけっぱなし
- 音楽を聞いている時もミュート(消音)でつけたまま
でした。
無音の空間が寂しいから、というのもあったかもしれません。
いまは基本的に夕食のときにNHKを見るくらいです。
朝〜夕方まではテレビを見ません。
ほぼ1日家にいてもテレビを見るのは2時間未満です。
テレビでYouTubeやプライムビデオ(映画)を見ることが増えました。
テレビを見るな!とは言いません。
「なんとなく」テレビをつてるのをやめて「見たい」ものを見るようにしましょう。
芸能人が結婚したとか離婚したとかいう情報はあなたにとってほぼ必要のない情報です。
自分で考えて自分で決める。
テレビばかり見ていてはその力を奪われてしまいます。
あなたはもうなんとなくテレビをつけるのをやめなければいけません。
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