暴落相場で買い進める個人投資家

パニック売りの報道の裏で

新型コロナウィルスの影響による経済への影響は深刻な状況になっています。

日経平均株価は2ヶ月で約30%下落しています。

ここまでの下落は「暴落」と呼んでいいでしょう。

下落スピードと下落率はリーマンショック級と言えます。

いまだに感染拡大していて、いつ収束するかわからない不安から、当分相場は停滞またはズルズルと下落するでしょう。

大企業が破綻して連鎖倒産が起こったり、これまでみたことがないようなマイナスの指数が発表されてさらに下落することは十分考えられます。

そんな重苦しい状況の中で、個人投資家のマネーは確実に投資に回っています。

つみたてNISA、大荒れ相場でも1250億円流入(日本経済新聞)

とくに若い世代は

  • 会社なんていつどうなるかわからない
  • 年金もどうなるかわからない

と考えているので自ら考えて行動しています。

彼らは終身雇用や年功序列なんてとっくに終わっているのはわかっています。

いい大学に入って大企業に入ることもなんの保証もありません。

長期積立分散投資を理解して実践する若い世代が増えています。

20~30代で早期リタイアするFIRE

アメリカでは20〜30代で早期リタイヤすることを「FIRE」と呼ばれているのを聞いたことがありますか?

FIREはFinancial Independence, Retire Early(ファイナンス的に独立した早期リタイア)の略です。

以前であれば、早期リタイヤといえばビジネスで成功してからするイメージでした。

今の世代は、働かなくても暮らしていける資産をつくって引退して、最小限の収入で自由に暮らす、というスタイルです。

生活コストのかかる都会に暮らし、満員電車で消耗して、残業でクタクタになって、65歳になってやっと開放される。

そんな奴隷のような暮らしは嫌だ!という現代に増えてきた考え方ですね。

贅沢な暮らしはしなくてもいいから自由になりたい人が増えています。

最近、日本でもこのFIREを目指す若者が増えてきているようです。

30歳でセミリタイヤした「三菱サラリーマン」さんが有名ですね。

三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイア目指してみた

彼は徹底的な節約で給与の8割を投資にまわしました。

これは並大抵の努力ではできません。

ここまでではないにしても

  • 安い賃貸に住み
  • 車を持たず
  • 外食せず
  • 旅行せず
  • 無駄なものを買わず
  • 贅沢をせず

のようなミニマリスト(?)が可能な限り積立投資にまわすと、10年もすれば驚くほどの資産が築けます。

実はわたしも似たようなことをしていました。

プロフィール

20代は情けないくらいにお金がありませんでした。

30代になってから

  • 会社の寮に住んで(家賃1.4万円)
  • 車を持たずバイク
  • 外食ほとんどしない

のような暮らしで、決して多くない給料でも年間100万円以上を積立投資していました。

現状はまだセミリタイヤですけど、可能な限り積立投資にまわしたおかげである程度の自由を手に入れることができました。

 

リセットボタンが押された今がチャンス?

といっても現在のコロナショックです。

たった2週間くらいで400万円くらい減りました。

「あらら、まいったな」

と思いますけど

「仕込みのチャンス到来だな」

とも思っています。

資産を持っている人たちの評価額がどーんと下がったわけです。

資産を持ってない人たちとの差が一気に縮まったということです。

安易に投資(投機)で儲けようとした人たちが次々と退場しています。

チャンスだと思いませんか?

安定収入があるなら積立投資で安く資産を買い進めるチャンスです。

わたしも資産価額が下がって現金比率が高くなったので、積立額を増額しました。

この先、長ければ3年位弱気相場が続きます。

その中で

「よしよし、安く資産がたくさん買えるな」

とニヤニヤできるメンタルは最初から持つことはできません。

過去の歴史から

「世界経済は必ず復活する」

と信じて投資するのみです。

長期投資家の強みは、短期間のマイナス評価は耐えればすむことです。

時間を見方にして、長い目で見て資産が増やすことを目標にしています。

個別株や日本経済のみに投資するのはリスクがありますけど、世界全体は長い目で見れば3〜4%は成長します。

東南アジアが劇的に成長したあとはアフリカ大陸の成長が待っています。

パニックで投げ売られている裏側で、長期投資家は淡々と買い進めています。

わたしも個人投資家として買い支えることと、長期投資家がもっと増えるよう情報発信をしています。

 

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