日経平均株価2万円割れ、円急騰で一時101円台
下落はまだまだこれから
ついに日経平均株価が2万円を割りました。
一気に円高がすすみ、一時1ドル=101円台をつけました。
2月21日に112円台だったことを思うと急激に為替が変動しました。
新型コロナウィルスに対する不安はまだまだ残っていますので、まだまだ株価は下落するはずです。
為替も気になりますね。
輸出関連産業企業にとっては円高がすすむと、売上が減ります。
海外から材料を輸入して加工するような産業には追い風です。
素人が短期売買をするには危険な状況
ここ2週間くらいは株価も為替も値動きがかなり激しいです。
トレーダーの方たちはきっと毎日大忙しです。
というかまともに眠れていないかもしれません。
これだけ値動きが激しいと、1日で大きな利益もだせますし、逆に大きな損失も出る可能性があります。
素人がこんな中に飛び込むのはまさにギャンブルです。
当たれば大きいですけど、はずれれば大やけどです。
しっかり勉強したうえでトレードをするのは問題ありません。
しかし甘い考えでFXなどに大切なお金を突っ込まないでください。
長期投資の基本は余計なことをしない
長い時間をかけて資産形成を行っていくのなら、こんな状況でもよけいなことをしなくていいです。
これまで通り毎月定額積立投資するだけです。
不安や絶望で投げ売られている中でも絶対にやめてはいけません。
価格がこれまでよりも下がっているので
1万円で100口しか買えなかったものが
1万円で120口とか買えてしまうんですから。
下落した相場の中で淡々と積立投資をしていると
価格が回復してきたときに一気に資産評価額が上昇します。
これは私が投資を初めて4〜5年たったときに経験しました。
ずっとマイナス評価だったものが、オセロが一気にひっくり返るかのようにプラス評価にかわっていきました。
なのですでに積立投資を始めているあなたも、まだ始めていないあなたも、手取り収入の20%を目標に積立投資を継続させてください。
スポット(追加)購入は難しい
私は
「このラインまで下がったら待機資金で追加購入する」
と思う株価指数をだいたいイメージしています。
これは感覚的なものなので、それが正解なのかはわかりません。
そのラインまで下がらないかもしれません。
そのラインよりももっと下がるかもしれません。
理論上は
「安く買って高く売る」
のが儲かる方法です。
でも人間心理として、どんどん売られて毎日価格が下がってる中で買えるか?というとほとんどの人が怖くて買えません。
逆も同じで、どんどん買われて毎日価格が上がってる中で売れるか(利益確定できるか)?というとほとんどの人がもっと上がるかもしれないと思って売れません。
なのでスポット購入は難しいのです。
ニュースなどの報道はすぐに「暴落!」と煽ってきます。
本当の暴落は2段階、3段階と続きます。
私は少なくとももう1段階は下がるだろうと考えてみます。
でもそれは誰にもわからないことです。
仮に今日が底値だったとしたら、それはそれで良かったねと思えばいいかと。
生きている間にまたいずれ暴落がやってきますから。
その時に備えておけばいいです。
ひふみ投信ファンドマネージャーの藤野さんがFacebookにこんな投稿をしています。
衝撃の第一波
いきなり来る。こんなはずがないという人がたくさん。事態を軽視する。センスのない人が暴落はおかしいという。お調子者が買いを入れる。中間上昇があって、
絶望の第二波
早く激しい。炎のように下がる。多くの人がパニックする。第一波のときに買ってきたお調子者も売り始める。センスのない人が売り始める。新聞紙上やテレビでマーケットが暴落とあおる。もやっとした上昇があってから
諦観の第3波
いわゆる日柄調整。出来高が薄い。だらだらと下がる。胆力のない人があきらめて売る。新聞やテレビも飽きてきて、話題にもならない。ここがきつい。このときに必殺、昼寝(市場のことを見ないですごす)ができる人がもうかる。そののうち、音もなくするすると上がってくる。
普通だったらこんな感じ。いまのところは普通どおり第二波まで来た。ここは出来高もあるので買える。でも第三波があるので、すぐにはもうからない。第三波は安いけど買えない。
ということで今は第二波ですね。
第三波がくるかどうか。
ま、長期投資家の基本は定額積立です。
余裕資金があれば積立額を少し増やすか、少しスポット購入にチャレンジしてみましょう。
もう一つ藤野さんからの素敵なメッセージ。
日本はほぼ1,000兆円キャッシュがあって個人金融資産に占める株の比率が小さいから、日本人自身がむしろここで全力で買いに回ったら、世界制覇できちゃう。
立ち上がれ!日本の個人金融資産。
日本で働かず眠ってるお金に出動命令を出したいですね!
あなたの眠ったままのお金を少しづつでも世界経済に投じませんか?
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