まだ投資=ギャンブルと思っているんですか?
投資はギャンブルではありません
私は個人投資家で、10年以上積立投資を続けています。
ここ数日の株式市場暴落で
「売らなくて大丈夫なの?」
と言われることがあります。
ハッキリ言って
「わかってないなぁ」
と心の中で思います。
売らなくて大丈夫なの?という人は
- 損する前に売らなくちゃ
- 利益を確保しなくちゃ
という発想をしています。
それって投資ではありません。
短期売買、投機(トレード)、ギャンブルです。
なんども言ってますけど、日本人は投資と投機の区別がついていません。
ほとんどの人が表の右側にある投機を投資だと思って恐れています。
そして預貯金をしています。
預貯金も投機もダメだと言ってるんじゃありません。
投資を理解してないのがもったいないんです。
まだまだ投資をしていない日本人
「貯蓄から投資(資産形成)へ」
このスローガンが掲げられてずいぶん時間がたちました。
2014年からNISAがスタートして、2018年にはつみたてNISAがスタートしました。
資料は2017年のものです。
欧米にくらべると日本人はまだまだ現金・預金比率が高いのがわかります。
iDeCoやNISAなどの税制優遇制度で投資(資産形成)を始める人が増えているかといえば、そうでもないようです。
このデータを見ても「貯蓄から投資(資産形成)へ」はまだまだほど遠い状況です。
先進国最低と呼ばれる日本人のマネーリテラシー(金融知識)なので
投資というものを理解していないのが原因です。
その結果、投資に関心が低くて行動しないということになります。
ほんの20〜30年前くらいなら投資に無関心でも問題ありませんでした。
日本は苦しみながらもまだ先進国と呼ばれていましたから。
ところが今の現状はどうでしょうか。
もはや日本は先進国に置いていかれていることを知っていますか?
20〜30年間で先進国は実質賃金も物価も上昇しているのに、日本は停滞または下落しました。
日本から外に出ないと何も気がつきません。
でもハッキリ言えば多くの日本人は世界から見ると年々貧乏になっているということです。
海外旅行に行くたびに先進国の物価の高さに驚かされ
海外から日本に来る観光客は「日本は安い国」と思うわけです。
日本で働いても賃金が安いので、いずれアジアの国に出稼ぎに行く人が増えてくるでしょう。
次の資料を見てください。
20年間で日本人は金融資産を2倍にしか増やせなかったのに、アメリカ人は8倍に増やしています。
為替によって大きく変わる比較ですけど、投資(資産形成)をしているかどうかの差です。
NYダウ平均株価を30年の期間で見ると、リーマンショックで大きく下げても右肩上がりの成長を続けています。
もちろん今回の暴落でリーマン級を超える可能性もあります。
それでもいずれ再び回復するであろうと考えるのが投資家です。
預貯金ではほとんど増えない、投機ではリスクが高い
ここ数日の暴落ニュースで
「こんなタイミングで投資をはじめるなんて」
と思うかもしれません。
でもいまが投資を始める絶好のタイミングです。
といってもタイミングを待っていてはいつまで経っても始められません。
上がってるときはまだまだ上がると思いますし
下がってるときはまだまだ下がると思うのが人間です。
なので初心者では不安を取りのぞくという点で積立投資で慣れていくのがオススメです。
投資に対して間違った知識やイメージを持った人がまだまだ多いです。
正しい知識を持って、投資の第一歩を踏み出す人を増やすのが私の仕事です。
アベノミクス以降に投資を始めたほとんどの人がプラスになっています。
しかし今回の暴落で怖くなって売ってしまう人がたくさん出てきます。
長期投資で一番やってはいけないことです。
暴落時に本当の投資家かどうか試されます。
事業の拡大、企業の成長を支えるのが投資家の仕事です。
より良い製品やサービスを提供しようとがんばっている企業からお金を引き上げるとどうなるかわかりますよね。
こんなときこそ投資家は資金を投じます。
人類はこれまでも多くのピンチを乗り越えてきました。
そのときには大きなリターンとなって帰ってくるはずです。
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