日本の未来は暗い?世界的投資家の予見

世界三大投資家を知っていますか?

世界三大投資家は

  • ジム・ロジャーズ
  • ウォーレン・バフェット
  • ジョージ・ソロス

と言われています。

そんな彼らの発言はいつも注目を集めています。

今回はジム・ロジャーズの

「お金の流れで読む 日本と世界の未来 世界的投資家は予見する」

を読んで、彼が日本と世界の未来についてどう考えているか見ていきます。

「もし私がいま10歳の日本人ならば、、、」

さっそく結論です。

ジム・ロジャーズは、このままでは日本は50年から100年の間に消えてしまう、と言っています。

「もし私がいま10歳の日本人ならば……。 そう、私は自分自身にAK-47を購入するか、もしくは、この国を去ることを選ぶだろう。 なぜなら、いま10歳の日本人である彼、彼女たちは、これからの人生で大惨事に見舞われるだろうからだ」

AK-47というのは自動小銃です。

これはどういう意味の発言かというと

「20年後、30年後には、日本が大惨事に襲われている可能性は十分にある」

ということなのです。

貧困で治安が悪化した中で自分を守り生きていくために自動小銃が必要、もしくは国を脱出する、ということです。

世界的投資家がこのように考えているというのはかなり衝撃的ですね。

ひとつ伝えておくと、ジム・ロジャーズは

「日本が大好きで、日本が衰退していく姿を見たくない」

と発言しています。

しかし、今の日本は借金が莫大で、子供が増えず移民も受け入れないという状態です。

アベノミクスという経済政策は非常に危険だと警告しています。

「破綻を避けるには、財政支出を大幅に削減して、更に減税をする。この2つを断行するだけで、状況は劇的に改善する」

と説いています。

現状の増え続ける借金のツケはすべて若い世代にまわります。

日本再興への道は?

ジム・ロジャーズは再興への道はあると言います。

日本には世界に誇る三つの強みがある

  • クオリティへの探究心:価格ではなく品質で勝負すれば、日本はまだまだ勝機はある
  • まじめで勤勉な国民性:無理難題にも「はい」と答える真摯な姿勢をつらぬいている
  • 貯蓄率の高さ:投資をするためには貯蓄が必要なのは経済の基本、今の日本では貯蓄が投資に回ってない残念な状況

これをみると、微かに希望が持てますね。

個人的には3つめの「貯蓄が投資にまわってない」というのを、私の活動で少しでも世の中を変えていきたい部分です。

世界はどうなっていくと見ているか

ジム・ロジャーズは朝鮮半島に注目しています。

理由は「南北統一を果たすと、今後10年から20年の間で最も刺激的な場所になる」とのこと。

北朝鮮の経済状況は世界の最下位といっていいほど低レベルだけど、成長余力が大きいとも言えます。

「しかしアメリカの出方次第では南北統一どころか戦争になりかねない」

と言っており、確かにどっちに転ぶかわからないので今後の動きに注目ですね。

今後、世界を支配する国はやはり中国と見ています。

「成長を加速させる要因は技術力で、毎年アメリカの10倍、日本の15倍ほどのエンジニアを輩出していることと、特許の数も他国を大きく引き離している」

ということをあげています。

そんな中国のリスクは出生率の低さです。

将来は深刻な労働力不足に悩まされる可能性があること、急激に増えている借金にも注目しています。

朝鮮半島と中国、そしてアメリカ。

これらの国と日本がどのような関係を作っていくか、その動向から目が離せません。

「もうすぐ誰も経験したことのない史上最悪の金融危機がおそってくる」

恐ろしいですね、、、

私は個人投資家として、いずれは必ず来る大暴落に心の準備はしています。

それでも世界的投資家がこのようなことを言うと、やはりちょっとビビってしまいます、、、

ジム・ロジャーズは

対抗するためにはリアルアセット(実物資産)を持つこと。政府を信用せず、不動産や株、金や銀をもっておくこと

と言っています。

つまり通貨だけを持っていても紙切れになる可能性があるよ、ということです。

というのも、世界中が紙幣を刷り続けて自国の通貨を下げようとしている状態です。

紙幣の価値が下がれば下がるほど、リアルアセットの価値が高まるのは当然の摂理

過去の歴史をみると、大規模な金融緩和は、アメリカでもイギリスでもドイツでも、ひどいインフレを引き起こしています。

現預金しかないということがリスクであることを理解しておく必要があります。

日本がなにも手を打たないままであれば、残念ながら日本には明るい未来が待っているとは言えない、ということになります。

ジム・ロジャーズは

「早いうちに移住先を海外に求めたほうが良い」

「多少の勇気がいるが、それが人生でおこなったべすとな決断だったと後でわかるだろう」

と言います。

これまでに数々の予言を的中させてきた世界的投資家にここまで断言されると、さすがに重いですね。

しかし、それぐらい危機がせまっていて、なにか行動を起こして変化をしないと生き残れない、と気づかせてくれています。

いつでも海外に飛び出してやる、くらいの気持ちをもって、今できることを少しづつ積み重ねて行くことが大切です。

 

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