NISAとつみたてNISAを比較、どちらを選ぶべき?
2月13日はNISAの日ということで「NISA」と「つみたてNISA」を比較していきます。
投資、資産形成を始めるあなたの強い味方、税金がタダになるおトクな仕組みがあります。
それが「NISA」「つみたてNISA」「iDeCo」です。
iDeCoについては目的が明確に「老後資金」と決まっています。
(原則として60歳まで引き出すことができません)
この税金がタダになるという仕組み、例えば株で10万円の利益が出た場合に、通常なら約2万円の税金がかかり手元に残るのは8万円です。
それが非課税となり丸々10万円の利益を手にすることができます。
知っているのと知らないのでは大きな差が出ます。
目次
NISAとつみたてNISAはひとつしか選べない
「NISA」と「つみたてNISA」は併用ができません。
細かいところを比較していくと、どちらを選ぶべきか意外と悩ましいんです。
私の場合、「NISA」から始めました。
というのも最初はNISA(2014年〜)しかありませんでしたからね。
2018年1月に「つみたてNISA」がスタートして、考えた末に2019年からは「つみたてNISA」に変更しました。
現在もつみたてNISAで毎月3万3千円分の投資信託を積立投資しています。
「私はどっちを選べばいいの?」
というあなたのために、シンプルに回答します。
- 投資未経験、少額からやってみたい→つみたてNISA
- むずかしいことは苦手→つみたてNISA
- まとまったお金を運用したい→NISA
- 上場株式、リートの取引をしたい→NISA
それぞれ少し解説していきます。
①投資未経験、少額からやってみたい
つみたてNISAをオススメします。
理由は選べる商品が限られているからです。
なぜ限られている方がいいかというと、ゴミのような商品がないのでどれを選んでもまともな商品だからです。
残念ながら現状の日本で販売されている投資信託のほとんどがゴミのような商品です。
つみたてNISAの対象銘柄は金融庁が定める一定水準を満たしたものだけです。
具体的には販売手数料が無料、信託報酬が割安、つまり長期投資に向いているものだけが選ばれています。
つみたてNISAならとんでもない失敗は起きにくいということです。
ネット証券なら月100円からでも積立ができたり、ハードルはめちゃくちゃ低いです。
②むずかしいことは苦手
つみたてNISAをオススメします。
①と重複しますけど、商品選びが難しくないです。
他にもNISAだとロールオーバーという仕組みを使うことができますけど、つみたてNISAはロールオーバーを使うかどうか悩む必要がありません。
つまり仕組みがシンプルですね。
年間40万円まで積立投資ができて20年間非課税。
総額800万円を非課税で運用できる仕組みです。
複利のちからで資産はどんどん大きく育つはずです。
③まとまったお金を運用したい
NISAをオススメします。
例えば手元に500万円の余裕資金があるとします。
これを運用したい場合はどうでしょうか。
つみたてNISAだと年間40万円までの積立投資が限度額です。
1年で40万円、つまり毎月3万3333円しか投資することができません。
全額をつみたてNISAにつぎこむのに12年半もかかってしまいます。
複利で資産が育つことを考えれば、眠ったままのお金がもったいないですよね。
NISAなら1年で120万円まで投資ができます。
4〜5年かかりますけどつみたてNISAに比べると時間を無駄にしてません。
時間を無駄にしたくなければ、例えば2年間で240万円NISA口座で投資して、残り260万円は課税口座(特定口座や一般口座)で投資するのも悪くありません。
④上場株式、リートの取引をしたい
NISAをオススメします。
上述のように、つみたてNISAでは長期投資に向いた投資信託やETFしか購入することができません。
一方のNISAは国内外の上場株式、リートなどを購入することができます。
つまり投資対象が多いということです。
個別株は大きな値動きをすることもあるので、リスクをとって大きなリターンを得ることも可能です。
しかもその大きなリターンに対して税金がかかりません。
よって金融庁のもくろみをよそに、この制度を投機的に利用している人がいる状態です。
安く買って大きく値上がりしたら売却、という感じですね。
NISAは投資経験者が魅力に感じる部分がある仕組みと言えます。
投資初心者は個別株よりも投資信託から始めることをオススメします。
そうは言っても意外と悩ましい
どちらを選ぶべきか判断しやすいように、シンプルに解説しました。
若い世代は投資経験もなく、資金も少ないとなってつみたてNISAで長期投資すればよいでしょう。
たとえば夫婦でそれぞれに収入があったりするのであれば、夫婦でそれぞれ口座をつくるという手もあります。
- 旦那さんはNISA口座でまとまった資金を投入
- 奥さんはつみたてNISA口座でコツコツ積立
こうすればまとまった資金を眠らせることもないですし、コツコツと資産を育てていくこともできますね。
「NISA」と「つみたてNISA」はいつでも売却・解約が可能です。
(購入可能額の枠を再び使うことはできません)
大きなライフイベントで大きく育った資産の一部を解約することは悪いことじゃありません。
お金は使うためにあるのですから。
制度をあるていど理解したら、まずやってみましょう。
やりながらわからないことがあれば調べる。
これが成長スピードを上げるポイントです。
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