サラリーマンで搾取され続けるか起業するか、黄金の羽根の拾い方
目次
黄金の羽根の拾い方を知っていますか?
今の仕事が大好きで充実しているあなたは、この記事を読む必要がありません。
仕事があまり好きではなく、給料も増えず、時間もなく、先行きも不安であれば、何かを変えようと思うきっかけになるかもしれません。
私が去年読んだ本の中で最も良かったものの一つが「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」です。
元は2002年に出版されて改訂されて、2017年に発行された文庫本です。
出版されて時間が経っているので、変わったところ、変わってないところが整理されています。
なので買うなら中古よりもこちらの新しい文庫本がオススメです。
400ページ以上あって、人によってはちょっと内容も難しいかもしれません。
でも目次から興味のあるページをつまみ読みするだけでも価値があります!
この本を読んだ時に
「これはすごい」
と衝撃を受けました。
世の中は知らずに損をしていることがたくさんあるんだと。
「好きでもない仕事をずっと我慢して続けていてはいけない!」
と独立起業を決意するきっかけになった1冊です。
黄金の羽根って何?
この本でいう「黄金の羽根」というのは何か。
冒頭にこう書かれています。
制度の歪みから構造的に発生する”幸運”。手に入れた者に大きな利益をもたらす。
ちょっとわかりにくいですね。
言い換えると
- 見つけると有利でお得な情報や知識
- 情報を手に入れて、活用する知識があれば稼ぐことができること
といった感じでしょうか。
ただし、その「黄金の羽根」は
- 多くの人が見つけるとすぐになくなってしまう
- ほとんどの人が気づかないところに落ちている
- 自分で調べて探さないと見つからない
ということです。
お金持ちになる方法はただ一つ
私がこれまでも繰り返し書いているように、お金持ちになる方法はシンプルです。
(収入ー支出)+(資産×運用利回り)
つまり、たくさん稼いで、支出を減らして、運用利回りを上げる、ただそれだけです。
なので収入が上がっても支出を増やさない(生活レベルを維持する)暮らしが大切です。
多くの人が収入が増えると、高級車を買ったり、海外旅行に行ったり、マンションを買ったりします。
しかしそれはお金持ちになるためには正しい行動ではありません。
穴のあいたバケツに必死に水を入れているようなものです。
水を入れるのをやめればすぐにバケツは空になります。
高所得者=お金持ちとは必ずしも言えないのはこのことです。
サラリーマンは搾取されるしかない仕組みになっている
日本では自分が払っている税金の額を把握しているサラリーマンはほとんどいません。
給与明細に厚生年金や健康保険、社会保険料などを意識して見ていますか?
日本の場合は給料から問答無用で税金や社会保険料を取られています。
自分でコントロールしようがないので、関心がないのも無理はありません。
「社員であれば保険料の半分は会社が出してくれるから得だ」
と思っていますか?
それは大きな勘違いです。
本当はあなたがもらえるはずのお金です。
会社が人件費の一部として支払っているのであって、社長がポケットから出してくれているのではありません。
「社会保険料の半額を会社負担にする」というのは、不都合な真実を知らせないためのトリックです。
これに気がついた私は強烈なショックを受けましたね。
騙され続けてたと。
一方で自営業者は収入と支出を自分で決めることで、税金をコントロールできます。
無抵抗なサラリーマンは搾取しやすいということになります。
医療、介護、年金を合わせた社会保険料率は30%に迫ります。
サラリーマンの生涯年収が3億円とすると
- 税金と社会保険料に約1億円
- 住居関連費に7,000万円
- 保険料に1,000万円
- 教育費(子供二人として中学〜大学を私立、下宿させて)に4,000万円
- 可処分所得が8,000万円
8,000万円のうち老後資金として2,000万円とっておいたとすれば、残りは6,000万円です。
サラリーマン生活を40年とすると、年額150万円、月額にして12.5万円です。
さすがにかなり厳しい暮らしになりそうです。
家を買って、保険に入り、子供を育てて、税金を払っていると、いつまで経っても資産は作れません。
優先順位は人それぞれ違いますけど、家、保険、税金をなんとか削ることを考えなければいけません。
ざっくりと言えば
- 家はライフスタイルと家族構成に合わせて賃貸で住み替えたほうがいい
- 保険は最低限のものに抑えて余った分を貯蓄や投資に回したほうが合理的
です。
異論反論あるとは思いますけど、そうでもしないと支出を削れません。
私は家を建てましたけど、リスクとデメリットを熟考の末にそうなりましたから。
本の中でも
「生命保険とは、扶養家族の多い低所得者向けの金融商品です」
とバッサリ言っています。
そして最も多い支出である税金をどうやって削るか、これはサラリーマンでは難しいので黄金の羽根を拾いにいくしかありません。
マイクロ法人で人生が変わる?
マイクロ法人とは、自分が会社を設立して、自分1人または家族を含む少人数の会社です。
昔は株式会社を設立するためには資本金1,000万円が必要でした。
今では1円から会社を設立できるようになりました。
と言っても登記費用がかかります。
司法書士に頼めば法人設立代行してくれますけど、調べれば自分でできることなのでここで無駄なお金を使っているようではいけません。
自分で株式会社として会社登記するとしたら
- 登録免許税:150,000円
- 定款認証料:50,000円
- 印鑑一式:20,000〜30,000円
など諸費用合わせ約250,000円かかります。
(合同会社として会社登記であれば最低約60,000円で設立可能です)
個人が会社を設立(法人化)すると合法的に節税することができます。
- 所得税の発生しない範囲で給与を決定する
- 所得税の発生しない範囲で家族を雇用する
- 生活費を法人の経費に振り替える
- 個人資産を法人名義で運用する
具体的な内容はぜひ本を読んでください。
ちょっと難しいですけど、なるほど〜と唸ってしまいます。
大企業の雇われ社長よりも、中小企業のオーナー社長がお金持ちになれる理屈がわかります。
中小企業は意図的に赤字決算にしていることが多々あることも理解ができます。
普通に考えればデータなどを見て
「中小企業は赤字のところが多くて大変そうだな」
で終わってしまいます。
もちろん本当に苦しんでいる会社もありますけど、必ずしもそうとは限らないということです。
黄金の羽根があることがわかった!それでも拾わない人がほとんど
この本を読んで内容が理解できてくると
「サラリーマンを辞めて会社を持ちたい」
と思うかもしれません。
実際に私はそう思って行動しました。
(厳密にいうと個人事業主から始めたので、法人化はまだです。)
ただ多くの人がその一歩を踏み出す勇気が出ないものです。
本を読んで理屈は分かっても、自分で何か売り上げなければならないからです。
これまで会社で言われたことをやっていれば、毎月安定して給料が振り込まれる暮らしとは全く違います。
自分が何かモノやサービスを販売してお金を得なければ、いくらこの本に書いてある知識があっても活かせないからです。
そうやって多くの人がサラリーマンを辞めようにも辞められないわけです。
なので会社員でありながらも、自分の力で何か売り上げる方法はないか考えたり試したりしてみるべきです。
副業がOKな会社ならどんどんチャレンジしてみるべきですし、副業禁止なら趣味の範囲でブログでアフィリエイトとかYouTubeとかやってみるのはどうでしょうか。
0から1を生み出すことの難しさはやってみないとわかりません。
例えばカメラが趣味で得意だとします。
実際に撮影してお金をもらうのって慣れてなければ難しいはずです。
そして1,000円でももらえれば嬉しいものです。
それが会社設立の準備でもいいと思うんです。
会社辞めて、写真撮影を業務とした会社を設立できます。
自宅事務所にして機材は経費計上してネットを活用して集客、売上は少なくても出ていくお金を少なくすれば成り立ちます。
朝から晩まで会社に拘束されてない充実感が味わえるはずです。
売上が伸びてくれば、この本の知識を活用してどんどん節税すれば、会社員よりも自由で豊かに暮らすことも可能になってきます。
こう考えていると、好きでもない仕事を嫌々続けることよりも、好きなこと得意なことを伸ばしてそれを仕事にすることが有利だと思えませんか?
まとめ
何も考えずに普通に暮らしているだけでは国や会社に搾取されてしまいます。
知識武装して搾取されないよう、いやなんなら搾り取ってやるくらいのつもりで行動できる人がお金持ちになっているかもしれません。
黄金の羽根はどこにでも落ちているわけではありません。
みんなが気付いてしまうと無くなってしまいます。
親切に教えてくれる人もいません。
自分で積極的に探しにいくしかありません。
知らない人が損をしている、この本を読むと改めてそれに気づかされました。
現状を変えていくには行動するしかありません。
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