投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019の結果が発表されました
圧倒的強さの秘密は?
今年も投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019の結果が発表されました
知らない人のために簡単に説明すると、投資信託に関するブログを書いているブロガーによる年に1度の投票イベントです。
証券会社の売れ筋商品とは違った、一般投資家目線による投票なので毎年注目されています。
10位までの順位は次のとおりです。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)/三菱UFJ国際投信
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)/三菱UFJ国際投信
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス/三菱UFJ国際投信
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド/ニッセイアセットマネジメント
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)/三菱UFJ国際投信
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド/楽天投信投資顧問
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド/セゾン投信
- グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)/日興アセットマネジメント
- バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)/ザ・バンガード・グループ・インク
- SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド/SBIアセットマネジメント
いやーeMAXIS Slim圧倒的な強さですね!
上位5位の中に4つランクインしています。
eMAXIS Slimの強さはシンプルに「業界最低水準の運用コスト」だと思います。
投資信託の信託報酬を比較するとわかるんですけど、数%とか0.数%の違いだったりします。
「それくらいどうってことないじゃん?」と思うかもしれません。
でもあなたが購入した投資信託が年利3%プラスになってても信託報酬で2%引かれてしまうとなるとどうですか?
基本的な考え方は購入手数料は0円がいいですし、信託報酬も限りなく0%に近いほうが、あなたの運用成績に直結します。
10年前と比べて、インデックス投信の信託報酬は驚くほど低くなりました。
ネット証券とこのようなインデックス投信で積立投資をすれば、初心者はほとんどほったらかしでOKです。
驚くほど低コストで世界経済の成長の波に乗ることができます。
近年は若い世代が将来に危機感を持って、資産形成に興味を持って投資を始める人が増えています。
10年前は投資信託のセミナーに参加しても、私より年下なんてほぼゼロでした。
最近は20代の若い世代が増えてきているように感じます。
まぁ、アベノミクス以降は株価が順調に上昇して世界経済も好調ですから、損している人がほとんどいませんからね。
次の大きな下落相場が起きたときにどのくらいの人が残るか。
短期売買を繰り返しているような人は大半が退場することになるでしょう。
長期投資を志す人は下落相場で「売らない」「投資をやめない」ことが重要です。
毎年常連のセゾン投信
私が初めて投資信託を購入した、そして長期投資を始めたきっかけとなったセゾン投信。
もう10年以上お世話になっています。
今年は「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(SVGBF)」が7位でした(昨年6位)。
上記のように近年では低コストなインデックスファンドが増えたので、このSVGBFの信託報酬は驚くほど低くはなくなってしまいました。
と言ってもこれ1本で世界中に分散投資できて国債と株式を半分づつ投資することで、リスクを抑えた安定したリターンを期待できます。
初めての投資として試してみても良いおすすめ商品の一つです。
低コストこそ正義?
近年の投票結果の傾向として、インデックスファンドが上位を占めるようになっています。
投資に時間を割くことができない投資初心者は、基本的に低コストに拘っていいと思います。
一般投資家が賢くなって、証券窓口で高い購入手数料を払ったり、高い信託報酬の商品を買わされたりする人が減ってきているのは良いことです。
証券会社としては儲かる商品が売れなくなってきて困ってるかもしれませんけど。
投資の神様ウォーレン・バフェットは、「プロではない人々はインデックス投資をするべき」とはっきり言っています。
株価指数などの動きに連動するするように運用されるのがインデックス投信です。
指数を上回ることを目指して運用するのがアクティブ投信です。
証券会社が売りたいのは後者です。
ほとんど売るほうが儲けて、買うほうが損します。
素人が買っても儲からないですから。
しかも7割のアクティブファンドがインデックスファンドに勝てないというデータがあります。
ファンドマネージャーが指数を上回る運用を目指して、指数に連動するファンドに負ける。
しかもコストが高い。
素人はアクティブファンドを買うと損する確率が高いと言っていいでしょう。
ただ私はアクティブ投信に対して全て反対しているわけではありません。
実際に「ひふみ投信」と「セゾン資産形成の達人ファンド」はずっと積み立て続けています。
その理由は
- インデックスファンドをしばらく積み立ててある程度の経験値を積んだ
- ファンドのセミナーに参加して責任者の話を直接聞いて納得している
からです。
ひふみ投信を販売するレオスキャピタルワークスの藤野さんはSNSでも積極的に情報を発信しています。
中野社長はいつも日本全国セミナーのために飛び回っています。
お二方とも投資に対する熱意と誠意が圧倒的でファンにならずにはいられません。
もちろん投資家の立場としては、しっかり運用方針を確認したり、インデックスファンド以上の結果が出ているか厳しくチェックしないといけません。
まず投資初心者の人は低コストで積立投資からスタートしましょう
いつも言っていることですけど、まずは少額から始めてみましょう。
始める前から心配しすぎると時間がもったいないので。
投資というものを体験して、世界のニュースや為替に対してどのような値動きをするのか知ったほうが良いからです。
最近思うのは50歳過ぎてから資産形成をするのはちょっと手遅れかなと思います。
ましてや退職金のような大きなお金を証券会社や銀行で資産運用するなんていうのは、見事に資産を大きく減らすことになりかねません。
なぜなら投資の経験がないからです。
素人がいきなり大きな投資をしてもカモにされるだけです。
なのでできるだけ若いうちに、少額でいいので始めることです。
最初はしばらく1,000円上がって喜んで、1,000円下がって落ち込んで、みたいな日々が続きます(笑)
いつの間にかチェックの頻度が少なくなってきて、少々上がっても下がっても一喜一憂しなくなってきます。
いつの間にか資産が大きく積み上がって、1日の値動きが数十万円になっても意外と平気になります。
値動きとはそういうものだとわかってるからです。
あれこれと話しましたけど投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Yearは投信選びの参考にして大丈夫ですよ。
来年は私も投票に参加したいなと思っています。
お楽しみに!
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