レールを外れる勇気
常識に疑問を持つ
これまでは良い大学を出て、良い会社に入って、老後は退職金と年金で悠々自適の老後生活が理想とされていました。
現在は、大企業であってもいつ経営が傾くかわかりませんし、終身雇用・年功序列は過去のものになっています。
日本には解雇規制があるので現状では大きな混乱にはなっていませんけど、トヨタ自動車会長と経団連会長が終身雇用の限界と言った発言がニュースで注目を集めました。
残酷すぎる成功法則という本の中で
高校で優等生だった人たちは、世界を変革したり、世界中の人に感銘を与えたりする者が現れなかった、理由は2つ
1つ目は学校が「言われたことをきちんとする」能力に報いる場所
2つ目は高校のカリキュラムが「すべての科目でよい点を取る」ゼネラリストたち向けになっている
残酷すぎる成功法則 著者 エリック・バーカー 橘玲(監訳) 竹中てる実(訳)
と言った内容がありました。
学校教育は個性を育てるのではなく、国家や企業に従順な人間を大量生産するのが目的でした。
特に日本においてはみんなと同じであるべきと言った風潮があります。
学校を卒業したら会社に就職するのが当たり前と思っている人がほとんどなので
「起業する」とか「転職」すると言うと、周りのほとんどが反対します。
夢を語ったときに、あなたの周りの人たちが次のどちらであって欲しいですか?
- 「そんなの無理だよ。諦めたほうがいい。」
- 「君ならできるよ!応援するよ!」
前者は敷かれたレールを歩んでいるタイプで、後者はレールから外れる勇気を持っているタイプです。
今は転職するのは当たり前、起業するハードルも低くなっている時代です。
戦前の日本はサラリーマンより自営業者の方が多数でした。
高度成長期に大企業が育ち、拡大戦略の中で日本型雇用が成り立っていました。
新規採用をどんどん増やすのであれば、ピラミッド型の組織が成り立ちます。
しかし現在はバブル期に採用した50代がたくさんいて、役職のポストも空いてない状況がほとんどではないでしょうか。
フリーエージェント化する世界
少し古い記事ですけど、2020年にはアメリカの労働人口の半分がフリーランスになる見込み、というものがありました。
考え方も文化も違うといえど、働き方改革が推し進められている日本でもフリーランス人口が増えるとみています。
フリーランスとは特定の組織に所属して給与をもらう働き方ではなく、自分のスキルを提供して報酬を得ている働き方です。
自分の価値を高めて、必要とされる人材になって、どこでも生きていけるような人が強いです。
「自分の好きなことや得意なことをして、世の中に貢献したい。それが結果的に収入になれば幸せ。でも今の仕事を辞めて収入がなくなるのは不安。」
多くの人がこんな気持ちだと思います。
とりあえずお金を貯めろ?
会社を辞めるにしても、会社が倒産したり、解雇になるにしても、しばらくは食べていけるお金を持っているかどうかがすごく大切です。
実際に私は10年勤めた職場を退職しました。
仮に数年間無収入になったとしても食べていけるだけの資産を作った、というのが一歩踏み出せた理由です。
ミュージシャンのスガシカオさんにこんな話があります。
大学を卒業して広告代理店でサラリーマンを経て30歳でメジャーデビュー、業界ではちょっと遅咲きです。
会社員時代に貯めたお金を音楽機材と生活費に充ててデビューに辿り着いたと話しています。
「やりたいことが見つからない」という人に向けて
「とりあえずお金を貯めろ」
と言っているそうです。
何か目の前にチャンスがやってきても、全くお金がなければチャレンジすることさえもできないはずです。
飛び出せる準備をしておく
世界にはチャンスがあふれています。
東南アジアなどは街を歩くと猛烈なエネルギーを感じます。
「自分たちの暮らしはこれからどんどん良くなる!」
と信じて疑っていません。
例えるなら60〜70年代の高度成長期の日本です。
もちろん成熟した先進国はあの頃のような爆発的な成長を望むことは難しいでしょう。
しかし地球全体で見れば人口は増え、より良い暮らしを求めている人たちで溢れています。
自分の働いている業界だけではなく、外の世界に目を向けてみてください。
プログラミングのエンジニアは圧倒的に不足しているそうです。
ホリエモン曰く
「プログラミングなんて偏差値50以上あれば誰でもできる。英会話の方が難しい。」
だそうです。
その気があれば教育訓練給付金制度を使ってプログラミングの勉強もできます。
費用の最大20%(上限10万円)が支給されます。
私も以前、英会話に通ったときに利用しました。
この制度は雇用保険に1年以上加入していて、在職中または退職後1年以内であれば誰でも利用できます。
いますぐ会社を辞めるべきだ、なんてことを言うつもりはありません。
ただ、もしあなたの所属する会社の業界が伸びていないならば、いつでも飛び出せるよう準備はしておくべきです。
沈みゆく泥舟にいつまでもしがみついていたいですか?
お金を貯める、でもスキルを磨く、でもいいです。
今日からできる何か一歩を踏み出してください。
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