老後資金の4つの増やし方

前回のブログでひふみ投信で有名な藤野さんを少し紹介しました。

私は藤野さんの書籍をいくつか持っていて、投資についてわかりやすく優しい語り口で書かれていて、初心者にも読みやすいです。

ネットで「投資のはじめ方、老後資金の増やし方」についてインタビューを見つけました。

https://mi-mollet.com/articles/-/18982?fbclid=IwAR3Le9Armby2mFJzaPpz7nFn_HDxNeum7amUs47wxynZiKppadvhUHNrpIc

まずは自己投資が大切

インタビューの中で藤野さんは、投資をするのがこわいという人はまず自己投資をすることが大切と言っています。

英語を勉強したり、美容やファッションにお金をかけたり。

藤野さんは投資の定義を

「未来のためにエネルギーを投入し、未来からお返しをもらうこと」

と言っています。

成長を信じて資金を投じることができなければ、投資ができないというわけです。

以前に参加したセミナーで、コモンズ投信の渋澤さんが投資のことを

「未来を信じる力」

と言っていました。

これはお二人ともが同じことを仰っていると感じました。

老後資金の4つの対処法

老後2000万円不足問題について「どのように準備したらいいかわからない」という人も多いです。

藤野さんは不足するお金を国や他人のせいにするのではなく、自立してしっかり考えておく必要があると答えています。

老後資金の対処法として4つ

  1. 若いうちにじゃんじゃん稼いでおく
  2. 出来るだけ長く働き続ける
  3. 倹約する
  4. 投資する

この4つの組み合わせで、老後2000万円不足問題と向き合いましょうと言っています。

1は誰にでもできることではないので、まずは2と3が基本になりますね。

日本人の投資に対する考え方

そして4つ目の投資するです。

このブログでも繰り返し書いていることですけど、日本人はいまだに

投資=ギャンブル

投資で儲けるなんて汚い

など思う人がいます。

先進国の中で最もマネーリテラシーが低い国と言われています。

まとまったお金を持っていて、金融機関に投資の相談に行ってカモにされるなんていうのは、マネーリテラシーの低さを象徴しています。

販売の窓口にいる人は販売のプロであって、投資のプロではありません。

日本で販売されている投資信託の90%以上が手数料が高いばかりのゴミのような商品です。

本当に顧客のことを思うのであればそのような商品を販売するはずがないのですけど、実際は会社員でノルマがあり成績を残さないといけないわけです。

その結果、かんぽ生命のような顧客を無視したような販売が横行することになります。

税制優遇制度を利用する

藤野さんは

投資信託を、「つみたてNISA」や「iDeCo(個人型確定拠出年金)」という税制優遇制度を使って積み立てで買っていく方法がおすすめです。

と言っています。

私もこれに完全同意です。

本来なら投資で得た利益に約20%の税金がかかるところ、これらの仕組みだと非課税になります。

それにiDeCoは積立金額の全額が所得控除の対象となります。

これらの税制優遇制度を使わないなんて損だと思いませんか?

投資は長期的な視野で見る

冒頭で話した自己投資もそうですけど、例えば英会話スクールに100万円かけてもすぐに英語が話せるようにはなりませんよね。

100万円投資してもすぐに利益が出るわけではありません。

どうしても日本人は短期間での損得が気になるようです。

売買で利益を得るのは投機(トレード)です。

うまく安く買って高く売れれば儲かります。

でもあなたが買った金融商品が値上がりするのか、値下がりするのか、予想するのはバクチのようなものです。

もしあなたが勝てば、必ず負けている人がいます。

あなたが負ければ、勝っている人がいます。

これをゼロサムゲームと言います。

一方の投資(インベストメント)はプラスサムゲームです。

長期的に投資を続けると参加者全体でプラスになります。

地球全体で見れば世界経済は成長し続けています。

たとえ一時的な大暴落があっても、です。

2008年のリーマンショック後から現在を見てもわかりますよね。

あの時も悲観的になって売ったりしなければ、間違いなくプラスになっています。

私がFXや仮想通貨にお金を投じていないのは、これらの理由からです。

保有しているだけでは増えません。

運よく売却益が出るかもしれません。

でもそれはギャンブルです。

仮想通貨を否定しているわけではありません。

間違いなくこれから驚くべきスピードで浸透して、経済活動が激変していくでしょう。

ただ、自分の大切なお金の大半をそれらに投じるのは危険だと思っています。

まとめ

景気が良かった頃の日本では、定期預金に入れておくだけで資産が増えました。

年利7%で複利運用すれば約10年で元本が2倍になっていたからです。

マネーリテラシーを身につけていない日本人の多くは労働で収入を得るだけで、資産を増やす方法を学んできていません。

先進国の中でも日本は「現金預金比率」が突出して高い国です。

正しくマネーリテラシーを身につけ、当たり前に投資をするようになり、多くの人が老後資金の不安から解放される日が来るのを願っています。

 

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