30代の投資ポートフォリオはどうするべきか
初めての資産形成(投資)の原則として
- 長期
- 分散
- 積立
とアドバイスしています。
分散の言葉には地域の分散、時間の分散、資産・銘柄の分散などいろんな意味が含まれています。
資産運用には「卵を一つのかごに盛るな(Don’t put all eggs in one basket)」という有名なことわざがあります。
一つのかごだと何かあった時に全て割れてしまう。
複数のかごに分散しておけば全て割れてしまうことはない。
というものです。
例えば初めての投資で考えてみましょう。
手持ちの100万円で日本の有名企業の株式を買う。
時間も国・地域も銘柄も分散していないので、上手くいった時はいいですけど何かあった時は大きな損失を生む可能性があります。
そこでどうやって分散するかというと
- 時間:積立投資(ドルコスト平均法)
- 地域:日本と先進国など
- 銘柄:投資信託
という方法をとります。
これでとある企業が倒産してしまっても、とある国で経済問題があっても、突然の大暴落があってもダメージが軽減されるというわけです。
ところが日本人の金融資産を見てみると
18年度末の家計の外貨建て資産は投資信託を含めて43兆6300億円になったと推計する。金融資産全体に占める比率は2.4%と1年前より0.1ポイント上がった。
日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48187290T00C19A8EA1000/
なんとたったの2.4%です、、、
日本の将来に不安を抱えている人が大勢いるはずなのに、金融資産のほとんどを円で持っているのです。
これから日本が高度成長期のような時代を迎えるのであれば、円がどんどん強く(円高に)なり資産は増えます。
しかし私個人の考えでは少子超高齢化の日本は経済規模が縮小して行くため、徐々に円安に進んでいくのではないかと考えています。
そうなった場合は物価は上昇しあなたの資産価値は減少してしまいます。
ですので先進国の株式や債券に投資して外貨を持っておくべきです。
ただし、最近金融機関が販売している「外貨建て保険」は要注意です。
一般の人には仕組みがわかりにくい上に手数料が高い(販売側が儲かる)。
ネットで少し情報を集めるだけで危険な商品であることがわかるはずです。
では実際にどんなポートフォリオ(配分割合)を組むべきか。
シンプルな方法があります。
まず投資信託を4タイプに分けます。
- 日本株式インデックスファンド
- 日本以外の先進国株式インデックスファンド
- 日本債券インデックスファンド
- 日本以外の先進国債券インデックスファンド
これらを組み合わせてリスク分散させます。
債券というのは国や地方公共団体、企業などがお金を借りるときに発行するものです。
先進国であれば一般的にリスクが少ない代わりにリターンも少なめです。
上記4つをローリスク・ローリターンから並べると
- 日本債券インデックスファンド
- 日本以外の先進国債券インデックスファンド
- 日本株式インデックスファンド
- 日本以外の先進国株式インデックスファンド
となります。
初めての資産形成で不安であれば、債券50%株式50%で様子を見てもいいです。
しかし30代であれば株式比率を高めて長期で運用することでリスクを軽減して高いリターンを得ることが十分可能です。
このあたりは人それぞれリスク許容度が違います。
少しづつ投資に慣れてきたら自分の思うポートフォリオにして行くのが良いでしょう。
インデックスファンドも低コストで良いですけど、いろんな情報を集めて信頼できるアクティブファンドを見つけて応援する気持ちで投資をするのも面白いです。
セミナーも色々と開催されているので運用責任者や担当者の話が直接聞けて質問できたりするので是非参加してみてください。
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