インフレ対策しておかなくて大丈夫ですか?
平成という時代を振り返ると、日本はデフレとの戦いでした。
消費者はいつの間にか「安いことはいいことだ」といった論調が支配し、値下げ競争が激化しました。
結果的に企業はコストカットをしいられ収益が減り、給料・ボーナス減、リストラといったことが頻発しました。
ご存知の通りこれがデフレスパイラルという状態です。
デフレの状態では政策によって金利が低く抑えられます。
お金を大量に発行して世の中にお金が回る状態を作ります。
お金は経済の血液と言われているくらい、お金が回らないと経済が活性化しないのです。
そう入ってもごく普通の家庭で収入も増えていないのにどんどん消費するわけにもいきません。
出来るだけ支出を抑えて貯蓄をするように努力している人がほとんどだと思います。
ただその貯蓄したお金は銀行に預けているだけでは、現状の日本ではお金が回って経済が活性化することにはなりません。
本来、銀行は私たちから預かったお金を企業に貸し付けたり、株式投資します。
ところが近年の銀行はせっせと日本国債を買っているだけで世の中にお金を回していないのです。
日本国債の金利で資産運用して得た利益のごく一部を私たち預金者に利息として払っているのです。
そう考えるとあんなわずかな利息のために銀行を儲けさせて何の意味があるのかと腹が立ちませんか?
だったら生活必要資金だけ金庫がわりに銀行預金して、余裕資金は自分で資産運用すればいいのです。
日本政府は2%の物価上昇率を目標に掲げています。
これは緩やかなインフレ状態のことを指します。
1個100円で買えたパンが、1年後に102円に
10年後に121円になるということです。
もしこの状況で現金100万円をタンスに入れたままだと、10年後にお金の価値としては約82万円になります。
30年後にはなんと約55万円の価値になってしまうのです。
インフレはモノやサービスの値段が上がっていくこと、つまりお金の価値が下がることなります。
デフレはこの逆なのでお金を使わずに持っている方が価値が上がる状態です。
先ほども言いましたように、日本政府は2%の物価上昇率を実現するための政策を実行しています。
私たち消費者も少しづつ物価の上昇や商品の中身が減っている実質値上げを実感しているはずです。
このような状況ではインフレに負けない資産形成をしておく必要があります。
例えばロレックスを買うことはインフレ対策になります。
物価上昇した時にロレックスの価値も上昇するからです。
しかしロレックスは保有しているだけではお金を生み出してくれません。
(レンタルするビジネスなど工夫が必要ですね)
一般的には株や不動産がインフレ対策になります。
物価の上昇に伴って価値が上昇します。
ただ他の記事でも書いているように、会社員として働いているあなたには株の銘柄を調べたり、不動産について勉強したりする時間を確保することは難しいはずです。
ですので初心者がプロと同等に運用できる投資信託の積立てこそあなたにピッタリなのです。
不用意にインフレを恐れる必要はありません。
インフレになれば給料も徐々に増えてきます。
でもあなたが寝ている間も資産が働いてくれて、インフレを上回る利率でお金を増やしてくれたらこれほど心強いものはないと思いませんか?
インフレに負けない資産を持つ。
時間を味方にするために是非とも資産形成を始めてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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