ごく普通のサラリーマンが10年間資産形成するとこうなります

独立系FPをやっています。
資産形成・長期投資に関するアドバイスを主におこなっています。
そんな私がもし
「長期投資がオススメです!あ、でも私はやってないんですけど」
とか
私の見た目がお金持ちとまでは言わなくてもどうみても貧乏くさい雰囲気だと
全く説得力がないですよね(笑)

安心してください。
私は10年間、2009年から長期積立投資を継続しています。
将来の目標は
「資産を築いて50歳でリタイヤだ!」
と思いとにかくお金に関する本を読みまくりました。

これまで投資というものを全くやったことなかった完全な初心者の私は
投資信託の積立投資から始めることにしました。

30代の私は中小企業で普通のサラリーマンでした。
毎月の積立投資額は約8万円でした。年間100万円です。
独身だったとは言え毎月8万円積立って普通のサラリーマンはなかなかできないかと思います。
それを可能にしたのは

・会社の寮に住んでいた

・自家用車を所有せず中型二輪(バイク)の所有だった

この二つは支出削減にかなりの威力がありました。
会社の寮は快適とは言えませんでしたがシャワー、トイレがあり
エアコン、冷蔵庫、洗濯機は備え付けでしたので普通に生活するには十分でした。
このあたりで普通の一人暮らし物件を借りれば最低でも月5万円は必要です。
寮費は1.7万円だったので3.3万円の節約
本当は徒歩圏内に色々お店があってオシャレなインテリアに囲まれて暮らしたいのをグッと我慢して、、、
約5年間、寮暮らしをして資産を築きました。

車が好きなので本当は所有したい気持ちがありました。
しかし例え車がタダで手に入っても維持費が必要です。
ガソリン代、駐車場代、車検、保険、税金などなど。
少なめに見積もっても1ヶ月あたり3万円は必要でしょう。
実際に安価に車を譲ってもらえる話がありました。
でも当時はどうしても車がないと生活に困る、というわけではなかったので所有しませんでした。
レンタカーやカーシェア、タクシーなどを上手く利用しました。
所有するコストよりもはるかに安いからです。

この2つの条件から一般的な30代独身サラリーマンよりも6万円以上は節約できていました。
実家暮らしをしている人ならこれぐらい節約できていますよね?

これによって月額約8万円の積立投資が無理なく続けることができました。

それと私は生命保険に全く入っていません。
自分で備えて自分で資産を運用するので。
わざわざ生命保険会社に多額の手数料を払って運用してもらう必要がありません。
もし所得が低くて資産も無い、子供が小さい家庭であれば掛け捨て型の保険で十分です。

2009年から始めたわけですからピンときた人もいるかもしれません。
そうです、2008年のリーマンショック直後だったのです。
以前の記事でも書いた通り
https://yoshii.info/お金持ちはお金について学び、資産を買い、お金/
最初の3年間くらいはずっと資産価額がマイナスでした。
本当にこの方法で大丈夫なのかとしばらく不安でした。
それでもコツコツと積立を継続してアベノミクスが始まりました。
そこからは一気にプラスに転じました。
低空飛行の状態でも投げ出すことなく積立を継続することが成功の秘訣であることを実体験したのです。
この経験があるからこそ例え明日大暴落しても恐らく冷静でいられるはずです。
基準価額が下がっているときにたくさん買えてラッキーだな、と。
例えば15年のチャイナ・ショックや16年のブレグジット・ショック、トランプ・ショックなどありましたけど基本的に何もしていません。
待機資金でほんの少しだけ追加購入したかな、という程度です。

結局のところ明日価格が上がるか下がるかわからないんです。
もしかしたら5年後はもっと価格が上がっているかもしれないですし
逆にとんでもなく下がっているかもしれないです。
手元の資金を一括で投資してしまうと前者であればラッキー
後者であれば最悪ですよね。
購入のタイミングを計るのは投機(ギャンブル)です。

積立投資であれば購入の時期を分散させているので5年後に上がっていようが下がっていようがあまり関係ありません。
値動きに一喜一憂する必要がないんです。
株価の動きが気になって仕事が手につかなかったり夜も眠れないのでは困りませんか?
私も最初の頃は日々の評価額が気になってました。
でも今ではほとんど気にしていません。
マネーフォワードという家計簿アプリで資産推移がわかるのでそれを確認する程度になりました。
(マネーフォワードは気に入ってます。自分の銀行、証券、クレジットカード、ポイントなどあらゆるものを管理しています。また記事を書こうと思います)

資産形成5年目くらいで結婚、車購入、2年前にマイホーム購入など大きな動きがありました。
それでも積立投資を継続しています。
NISAとiDeCoを活用しています。

10年経って思うのはお金の不安が少なくなりました。
例えば
「明日会社が倒産したらどうしよう」
「解雇されたり減給になったらどうしよう」
という不安などはないですね(現在は退職して独立しています)。
当面の生活費はあるし住宅ローンもいざという時は一気に繰り上げ返済することも検討できます。
ちなみに私は変動金利を選択し1000万円ほどの頭金は入れましたが
低金利なのだから借りれるなら借りてしまえ、という考え方です。
固定金利と変動金利、どちらが良いかは各家庭の状況によって違います。

このまま資産形成を続けて国にも依存しない自分になることを目指しています。
つまり年金をあてにしないことです。
国にも会社にも依存しないお金に不安のない暮らし。
資産形成をすることでそれは可能になります。

銀行や証券会社の窓口で
資産形成をまともにできてない社員から勧められる金融商品でいいんですか?
まずはしっかり勉強して理解してから購入してください。
カモがネギ背負って窓口に行かないよう気をつけてください。

 

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